【ホテル・旅館】SNSマーケティング・おさえておきたい世代別SNSの利用状況とターゲット把握 2025/04/17|スタッフブログ
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多くのホテル、旅館が重要視してマーケティングに利用しているインスタグラムですが、若年層はTikTokやYouTubeのショート動画の方が関心が高くなっています。
改めて自施設のターゲット層を正しく把握し、効果のある広告配信やマーケティングが出来ているか、見直してみませんか。
今回はSNSの年代別利用状況と自施設のターゲット層把握に役立つツールを紹介したいと思います。
■SNS年代別利用状況
※総務省が2024年6月に公開した「令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」のデータを元に記事を作成しております。
【Instagram】
◎利用率
1位:20代 78.8%
2位:10代 72.9%
3位:30代 68.0%
◎特徴
・国内アクティブユーザー約6,600万人
・女性の利用率が高い
・興味のあるワードや人物を検索
・写真や動画を使ったイメージ重視の商品PR
・広告配信などビジネスでの活用が多い
・若年層はホテルや観光地の情報検索での利用も多い
【TikTok】
◎利用率
1位:10代 70.0%
2位:20代 52.1%
3位:30代 32.0%
◎特徴
・全世代の利用率は低いが、若い世代のユーザー増加率が高い
・オリジナルの動画を簡単に作成できる
・フォロワー数が少なくても平等に「おすすめ」に表示されるため、反応が良ければバズることもある
・短くてインパクトのある動画が好まれる
◎TikTok活用についての詳細は下記の記事をぜひご覧ください。
成功から学ぶTikTok活用術!ホテル旅館業界のTikTokマーケティング方法
https://prime-concept.co.jp/topix/detail.php?id=544
【YouTube】
◎利用率
1位:20代 97.2%
2位:30代 97.1%
3位:10代 94.3%
◎特徴
・国内アクティブユーザー約7,120万人※2023年10月Google公式発表
・全世代利用率が高い、他の媒体に比べ40代以上の利用率が高い
・しっかりと作り込んだ施設紹介、観光案内などのプロモーション動画を作成している施設が多い
・近年15秒~60秒のショート動画がマーケティングにも活用されている
■自施設のターゲット層を把握する
現在の予約からターゲットを把握し、今後獲得していきたいターゲットを明確にしましよう。
施設の形態によっては複数のターゲット層に対して、それぞれに合った媒体へのマーケティングが必要になります。
影響力の高いインフルエンサーにPR依頼をする場合もターゲットを明確にしておくと、選定に役立ちます。
年代
×性別(男性/女性)
×形態(ひとり旅/ビジネス/カップル/ファミリー/グループ/シニアなど)
×居住地(県内/関東圏/九州内/海外など)
×流入経路(直予約/広告/OTA/Instagram/YouTubeなど)
×興味のあること(料理/温泉/体験/価格/写真/自然/観光など)
例:20代×女性×グループ×関東圏×Instagram×写真・観光
施設からアクセス可能な有名な神社に観光目的で宿泊
→女性グループが観光しているイメージの写真や動画投稿、Instagramキャンペーン広告、広告やプラン名に観光地名、アクセス情報、パッケージプラン
ターゲット分析にはInstagramの分析機能などの他に下記のようなものが挙げられます。
貴重なデータがあるのに活用していないケースも多いと思いますので、この機会に見直しておきましょう。
◎Googleアナリティクス
・「ユーザー属性インサイト」年齢、性別、居住地、デバイスの種類などがわかる
・流入経路(検索エンジン、OTA、直接流入など)や予約までの経路(PV数、滞在時間、直帰率など)も把握できるため、今後力を入れて広告費を掛けるべきOTAや離脱が多く改善するべきページ等の問題点がわかりやすい
◎PMS(ホテル管理システム)
・WEB予約だけでなく電話予約などの施設全体の予約データが取り込まれていることが多く、全体の把握に役立つ
・分析ツールを備えている場合も多く、年代・男女比・居住地などのデータを出力して活用可能
◎楽天カルテ
・楽天の予約に限るが、年代や利用形態、居住地などのデータが確認でき、エリアと比較できる
エリアと比べて取り込めていない層にアプローチするのかは、自施設との相性により判断が必要
・プラン別売上ランキング、部屋別売上ランキングでも売れているプランからターゲット層の把握が可能
◎アンケート
・施設を知ったきっかけなどの項目を作成して流入経路を分析
・弊社の商品「アビコンシェルジュ」のように滞在中のお客様へ向けた施設案内やモバイルオーダーができるツールを活用している施設は、その中でデジタルアンケートを利用
・客室アンケートにGoogleアンケートフォームなどを利用することで簡単に集計が可能
■最後に
今回はSNSの年代別利用状況と自施設のターゲット把握の方法をご紹介しました。
SNSの利用状況も変化していく中で、広告配信などのプロモーションを行った場合は、効果検証を行うことが必須です。
分析と効果検証を繰り返すことで、自施設のターゲットに合った媒体で費用対効果の高いマーケティングを行いましょう。
プライムコンセプトでは、ホテル・旅館の支援において1000施設以上の実績を持っており、様々なWEB集客サポートを行っております。
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