【第174回】WEBマーケティング HPの最新トレンド( SALE企画の活用法) 2017/08/17|コラム

弊社コンサルタントの内藤による週刊観光経済新聞のコラム。
SALEの成功の可否は、そのSALEを上手に活用するかにかかっている。
上手なSALE企画への参画方法として、アパレル業界を例にとって述べている。
3つの流れで構成されており宿泊業でも十分に応用できるため、参考になる部分は取り入れ、自施設に最適な活用方法を見出してほしい。

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【第174回】WEBマーケティング HPの最新トレンド( SALE企画の活用法)

今号ではSALE企画の活用法について述べたい。OTAを始めとする、いわゆる販売代理店が定期的にSALE企画を催すのは既に定例となっている。
販売代理店サイドとしては、SALE企画を実施し、ユーザーに告知することで、来客数を増やし、売上を増やしたい狙いがあり、販売代理店側に商品を提供している店舗サイドも自店のみ開催のSALEでは得られない規模の告知と販売を実施してもらえるので、基本的にはWIN-WINの関係となる。
しかしながら、ともすると「売上を伸ばしたい」という欲求が双方に高すぎるゆえに、過剰な値引きSALE商品なども登場してしまうのが実態である。
そのような点を踏まえて、上手なSALE企画への参画の方法を考えてきたい。
身近なSALE事例として、異業種ではあるがアパレル業界のSALE企画を例にとりつつ考えてみたい。

アパレル業界のSALEの特徴①としては、「とびきり目玉商品」がある。「本品50%OFF!ただし、おひとり様1品限り」のような商品である。
特徴②として、「数を売る事を主とした目玉商品」がある。
「春物!売り尽くしSALE30%OFF」のような商品で、こちらの特徴は数を売ることを主としている為、比較的幅広いカテゴリにSALEがかけられており、且つ数に制限がない。
特徴③として、「SALE外商品」の存在がある。
「新着!秋物先行仕入れ!(本商品はSALE対象外です)」のような商品である。

この3つの流れで分かることは、
①目玉商品でお客様の関心と来店を増やし、
②主目的で売る商品を大々的PRし、購入頂く仕掛けを施し、
③割引外の商品(大概は新商品)も見て頂くことで、新商品のPR活動を行う。
という流れで構成されていることである。
この考え方は宿泊業においても十分に応用できるものであり、参考になる部分は取り入れて欲しいと思う。
SALEの成功の可否は、そのSALEを上手に活用するかにかかっている。また効果検証も必須なので、様々な箇所で開催されるSALEを通して、自施設にとって最適な活用方法を見出して欲しい。

(株式会社アビリティコンサルタント・株式会社プライムコンセプト 内藤英賢)

【週刊観光経済新聞様】HP

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