【ホテル・旅館】国内OTAでのインバウンド活用と注意事項 2025/03/13|スタッフブログ

こちらは、OTAにおけるマーケティングや煩雑で面倒なプラン入力を一括管理で代行する
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【ホテル・旅館】国内OTAでのインバウンド活用と注意事項

日本政府観光局により、2025年1月の訪日外国人数が「378万1,200人」と発表がされました。
この数値は、過去最高であった2024年12月の数値(348万人)を大幅に上回るもので、
単月として初めて370万人を突破しました。

そして、国内でのインバウンド需要が高まった今
実は国内OTAでもインバウンドサイト展開が始まっております。

海外OTAだけに目が行きがちですが、
今回は、国内OTAでのインバウンドサイト活用方法と注意点についてご紹介していきます。

じゃらんnet

■インバウンドサイト
じゃらんでは「グローバル集客サービス」と題して、下記2項目での販売展開をしています。

A.グローバルカスタマーサービス(GCS)
じゃらんで販売しているプランを7言語に翻訳し、「じゃらんの多言語版サイト」に掲載します
※多言語版サイトは、じゃらんTOPページ内の言語変更を行うことでアクセス可能



B.グローバルエージェントサービス(GAS)
じゃらんで販売しているプランを、旅行会社を通して提携サイトに掲載するサービスです。
※掲載サイトは大手のBooking.com・Expedia・Agodaなど世界約600社の旅行会社

■注意点
① 意図せぬ販売をしていないか?
両サービスともに、国内用プランを作成した際に、「販路設定に自動でチェックが入る仕様」になっているため
販売を希望されている施設様は問題ございません。
しかし、海外に販売するプランを絞りたい(スタンダード2食付きのみ、素泊まりのみ等)施設様は、
除外したいプランの販路からチェックを外す必要がございます。

※チェック解除方法※
該当プランの「販売設定」部分をクリック


GASのチェックを「販売しない」に変更し、登録で解除完了


② Agodaのプロモーションがかかる事例が発生
GAS設定+Agodaでも販売をしている施設様で
GASのプランにもAgodaの割引プロモーションがかかってしまうという事例が発生いたしました。

上記により、GASで販売している「早割プラン」「直前割プラン」などの価格訴求プランが安く販売されてしまうため、
①同様に「GASでの販売プランは訴求プラン以外に絞る」ことをお勧めいたします。

楽天トラベル

■インバウンドサイト
楽天トラベルでも、じゃらん同様に下記2パターンでの販売展開をしています。

A.インバウンドサイト販売
2022年にリリースされた新インバウンドサイト上にて、登録した専用プランを販売・掲載します。
プラン登録画面も従来と異なるため、新管理画面でのプラン作成が必要です。

※新管理画面には、管理画面内の下記ボタンからログイン可能





B.インバウンド(提携先)販売
国内用に販売しているプランを、旅行会社を通して提携サイトに掲載するサービスです。
こちらはじゃらんの「GAS」同様と考えていただければ大丈夫です。

■注意点
① 意図せぬ販売をしていないか?
Bの提携先販売プランですが、管理画面の改修によって
これまでインバウンド販売していなかった施設にも「自動でインバウンド販売にチェック」が入り
強制販売がされている状態となっています。

管理画面の改修時期については、施設様ごとに異なっており、切り替え時間も定かではないため
GAS同様にプランを絞りたい施設様は、今一度プラン一覧画面を確認する必要がございます。

※販路チェック※
プランの販売状況にマークがあると、インバウンド販売がされている


※解除方法※
チェックを外して登録で解除完了


② インバウンドブーストプログラム(Inbound Boost Program)に自動参画になっていないか?
こちらもインバウンド画面の改修にあわせて実装された、楽天で初の対インバウンド広告です。
内容としては、国内の「ボーナスプログラム」同様に、
専用導線からの露出・参画している施設は上位表示されるといったプロモーションです。

2024年12月に案内があり、そこから1月までは無料キャンペーンを行っておりましたが、
2月以降は手数料が5%かかってしまいます。
ここで注意したいのが、「不参加連絡をしない限り自動参画」になっているという点です。

もし、参加の意思はなく、参加状態になっているかどうか不安な施設様は
担当のICTさんへのご連絡をおすすめいたします。(退会当月以外の退会申請はできないためご注意ください)

るるぶトラベル

■インバウンドサイト
るるぶでは、専用サイト「JAPANiCAN」にてインバウンド向けプランの販売を行っています。
在庫は、国内るるぶトラベルプランと共有で、6言語へ自動翻訳・掲載されます。

※サイトには下記URLからアクセス可能です
https://www.japanican.com/

■注意点
・ 料金連動設定を行っていないか?
プランの作成自体は、国内のるるぶトラベルと同様で可能ですが
作成時に「料金連動設定」を選択してしまうと、サイトコントローラーでの売止が反映されない事例が確認できております。

料金連動設定を解除し、国内同様に1つのプランとして料金登録を行うことで解消されますので
サイトコントローラーからの売止がうまく反映されない施設様は、こちらをお試しくださいませ。

※解除方法※
選択枠でプラン名を選択がある場合は
下記の通り「連動元プランを選択」に選択を変更し、登録することで解除完了

 

一休.com

■インバウンドサイト
一休では、インバウンド向けサイトの販売はございませんが、本日より多言語対応が実装されました。
対応言語は8言語・自動翻訳機能を使用しているため、施設様側での対応は不要です。

※サイトは従来のままで、言語選択をすることで切り替わる仕様
 そのため、Yahoo!トラベル掲載施設様も、多言語対応の一休.comに掲載されます


■注意点
・ 施設名称の多言語設定は必須!
施設様側での対応は不要、と先述しましたが
予約率アップのために行っていただきたいのが「施設名称の多言語化」です。

本日のリリース後、管理画面も一休側で設定がされておりますが
施設名称は現状「英語のみ」登録されている状態です。


上記の通り、英語のほかに韓国語・中国語(簡体/繁体)の枠がございます。
2024年訪日外国人数をランキング化した際、第一位は「韓国」第二位に「中国」と、
アジア圏の観光客は増加しておりますので、是非ご登録をお願いいたします。

※設定方法※
管理画面 [基本設定] の [施設情報] より変更が可能(Yahoo!トラベル掲載施設様も同様)

最後に

2025年1月のインバウンド数値が伸びた要因として、
中国の大型連休「春節」と「ウィンタースポーツ」で日本への需要が高まったことが挙げられています。

既に動きがある施設様もいらっしゃるかと思いますが、このままの動きで行くと
桜のシーズンも確実に数値が跳ねることが想定されます。

行楽シーズンに向けて、他施設より少しでも集客を伸ばせるように、
今一度管理画面内の見直しやアップデートを行いましょう!

管理画面の操作などでお困りのことがございましたら、下記お問合せフォームよりお気軽にお問合せください!

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