【第341回】WEB集客最前線(2024年年末年始と冬の動向) 2024/11/13|コラム
【第341回】週刊観光経済新聞掲載の、弊社取締役副社長 内藤英賢によるWEBマーケティング インターネット徹底集客の記事のご紹介です。
今回のテーマは、WEB集客最前線(2024年年末年始と冬の動向)について。
今号では、恒例の年末年始&冬の動向について述べたい。
あくまで一般的な動向となるが、お手元にカレンダーを用意して見て頂きたいと思う。
今年度末は[12/28(土)~1/5(日)]まで9連休
今年度は12/28土~1/5日まで9連休となる当たり年である。
このような大型連休の場合、需要の波は山なりになることが多いが、現状そのような傾向となっている。真ん中となる12月31日を頂点として、(年々12月31日の需要が高まっており、今年も異常な勢いである)、1月1日も次いでやはり需要が高く、以降12月30日&1月2日、12月29日&1月3日、12月28日&1月4日と需要が弱まっていくイメージなので、予約状況や競合料金を加味して価格をコントロールして欲しい。
なお、昨年も12月31日の需要が突出していたため、本連載で「キャンセル不可の商品だけ売る/12月31日は周囲を絡めた連泊でしか取れない等」工夫をして欲しいとお伝えしたが実践できたであろうか?
[1/5(日)~1/9(木)]は需要が極端に弱まる
さて、話を元に戻すが、逆に言うと、連休の需要が高すぎるので、1/5日~9木のレジャー需要は極端に弱くなり(スノーリゾートエリア以外)、持続可能な運営のために休館としている施設も増えているようであるので、現状予約が入っていないようであれば休館の検討をしてみて欲しい。
12月は閑散期対応を
年末年始と共に今年の冬季の状況を述べたいと思うが、10、11月の好調なマーケット事情が一転して、12月は閑散期となっているイメージである。まだ予約タイミングに達していないとも言えるが、例年12月の(特に平日は)需要が低迷するので、頭を切り替えて閑散期対応に舵を切っておいた方がよいかと思う。
インバウンドも期待は禁物
今の日本観光の頼みの綱であるインバウンドも12月は弱含みで(年末年始を除く)300万人を割るのではないかと予測される。春節(2025年1月28日近辺)も期待される声も聞くが、中国ゲストがコロナ前に比較してもマイナスになり続けており、かつてのような爆発力はないので、過度な期待は禁物である。
秋は非常に活況だったので、ここで浮かれることなく冬季の需要低迷のリスクに備えて、計画の見直しをお勧めしたい。
(株式会社アビリブ・株式会社プライムコンセプト 内藤英賢)
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