ホテル・旅館が自社予約を増やす方法<自社サイト予約特典編> 2023/04/13|スタッフブログ

こちらは、OTAにおけるマーケティングや煩雑で面倒なプラン入力を一括管理で代行する「WEB集客サポートサービス」のスタッフが、
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ホテル・旅館が自社予約を増やす方法<自社サイト予約特典編>

多くの施設様ではOTAでの予約頼りになっていることと思いますが、OTA予約には多額の手数料が発生します。
サイトにもよりますが、1名利用時では8%~、2名利用時では10%~、オンライン決済なら+2%等と、
1予約に対して数千円の手数料コストが発生しており利益率が下がってしまう状況です。
最近では、物価高の影響などもあり多くの施設様では利益率改善のために自社予約を増やしたいといった声が増えてきました。
そこで今回は、自社予約比率を増やす方法の一つとして、「自社予約特典」をメインにお伝えしたいと思います。

■自社予約を増やす方法

ポイント① 自社予約エンジン(予約システム)の導入
 自社ホームページで予約を取るためには、自社予約エンジンが必須です!
 じゃらんHPDS、楽天R-withといった、OTAが提供している自社ホームページ用の予約フォームもありますが、
 システムのベースはそれぞれのOTA機能となり、設定できる内容に限りがあります。
 できれば、自社予約エンジンとしての専用のシステムを導入していただくことをオススメします。
  ※弊社グループのアビリブでも『予約プロ』の予約エンジンを開発、多くの施設様に導入いただいております。
   最近では、「第30回 新予約エンジンのご紹介」ブログにも詳細を記載してます。ぜひご覧ください。

ポイント② 「自社予約特典」でお客様に自社予約のメリットを提示
 多くのお客様がOTAを利用する目的の一つとして「ポイント付与」といったメリットがあります。
 せっかく自社予約ができる状態でも、お客様にとってのメリットが無ければメリットのある方に流れてしまいます。
 自社予約システムであればOTAのような予約毎の手数料が発生しない分(一部予約システムは類似手数料あり)、
 その一部を使ってお客様に還元。OTA以上のメリットでもって自社予約でのコンバージョンを稼ぐ必要があります。
 メリットとする内容は施設様の設備なども考慮して考えていくと良いでしょう。(今回は一例をご紹介します)

ポイント③ SNS等の活用により施設・内容を知ってもらい、直接予約を増やしていく
 「自社予約可能」「自社予約のメリット」ができた後は、ホームページを訪れるお客様を増やすことが重要です!
 そのままでも、OTAを見たお客様が「どんな施設だろう」としてホームページを訪れて、自社予約のメリットを知って自社に流れることもありますが、売上を増やしていくためには潜在顧客を増やしていく必要があります。
 施設やサービスを知らない人への発信方法として「Facebook」「Instagram」といったSNSを活用すると良いでしょう。
 SNSのアカウントプロフィールにホームページや予約ページのリンクを載せることで、自社サイトからの予約を促すこともできます。

自社予約を増やす方法はまだありますが、主な方法として3点ご案内しました。

■自社予約を増やすための“メリット(特典)”について

先にも述べましたが、OTAで予約が発生した場合には予約金額に応じた手数料が発生します。
お客様がOTAを使うにはポイントなどのメリットがあるからです。
自社予約をOTAから移行してもらうためには、OTA以上のメリットが必要です。
「OTAのポイントは約2%~キャンペーン等で数%」、「施設がOTAに払う手数料は10%以上(想定)」
⇒この差額の範囲内でのメリットをお客様に提供することで、
 お客様はお得感が増え、施設様はOTA予約よりも利益率が増えることとなります。

そこで今回は、実際にどのような「自社予約特典」を提供しているかを例としてご案内いたします。
ぜひ、今後の自社特典を検討される際のの参考としていただければ幸いです。

■自社予約特典の例

<価格に関すること>
●ベストレート保証:公式HP予約がどこよりも最安値であることを保証。お得感によりページに留める効果に期待。
 ※同一日程・内容等と条件を細かく設定、内容を明記したページを用意する必要があります。
●自社専用割引設定:550円引き、5%引き等をOTA設定価格から実施してお得感を打ち出す(ベストレート保証とも同義)
●ポイント付与:自社独自ポイントによりキャッシュバックや物品との交換、dポイントなどの外部ポイントの付与など

<テクニック>
●自社限定プランの設定
●最後の1室販売は自社のみ
●OTAには提供していない客室の販売

<設備系サービス特典>
●アーリーチェックイン(多くの施設様は1時間分の設定)
●レイトチェックアウト(多くの施設様は1時間分の設定)
●チェックイン前の温泉、プール利用(客室は準備不可も、設備を前利用できるサービス)
●館内設備の予約枠を優先
●貸切風呂無料or割引
●姉妹館の湯めぐり無料
●VOD等の有料放送サービスの無料提供
●客室アップグレードサービス(空室ある場合)
●食事の部屋提供
●朝食サービス(通常有料でも自社は無料提供)
●送迎バスサービス(通常有料の駅との送迎バスなどが無料、自社のみ送迎可能等)
●駐車場無料

<物品系サービス特典>
●館内利用券プレゼント(500円or1000円が多く、10%引きのケースもあり)
 ※1人あたり・1部屋・1予約など施設により異なりますが、単価の高い施設では1人あたりとするケースが多そうです。
●冷蔵庫内ドリンク無料or半額
●夕食時の一品プレゼント
●別注料理の割引
●選べるウェルカムドリンク
●ウェルカムフルーツ
●夕食時のドリンク1杯無料
●ワインハーフボトルプレゼント
●湯上りビールorジュース無料提供
●滞在時の快適グッズ
●有料貸出品の無料貸し出し(将棋、囲碁、麻雀)
●お土産プレゼント(人気菓子等)
●オリジナルグッズプレゼント
●記念日のお客様にプレゼント(物品、食事1品、ドリンク1杯など)
●色浴衣無料貸し出し

<その他>
●温泉卵づくり体験(施設内)
●工芸品づくり、絵づけ体験(施設内)
●LINEクーポン等で近隣設備の割引クーポン配信

多くの施設様では、「アーリーチェックイン」「レイトチェックアウト」などのコスト発生を避けられる内容や、
お得感を出しつつ売店売上などを増やせる館内利用券の特典を用意しているケースが多くありました。
また、複数の特典を付けて「7大特典」としたり、複数特典の中から特定数を「選べる特典」とする施設様もあります。

■自社予約特典の提示をハッキリと表示するのも重要

せっかく良い自社予約特典を用意しても、お客様に伝わらなければ意味がありません。
ホームページTOP、プラン一覧TOP、プラン内容にバナー等でメリットを訴求することも忘れずにお願いします。
ホームページを訪問されたお客様に滞在維持 ⇒ 予約ページに進んでいただく条件を整えるのも重要です。

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