楽天「宿クーポン」じゃらん「販促クーポン」で閑散期の集客を促進 2023/01/19|スタッフブログ
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今回はOTAの「自社発行クーポン」についてです。ここでの自社発行クーポンとは「OTAの管理画面上で任意で発行ができる割引クーポン」を指します。国内の2大OTAである楽天/じゃらんにおける自社発行クーポン活用のメリット/デメリットをお話ししたいと思います。
楽天/じゃらんの自社発行クーポンについて
楽天/じゃらんそれぞれで自社発行クーポンの呼称が異なり、楽天は「宿クーポン」、じゃらんは「販促クーポン」と呼びます。
クーポンを発行するメリット
クーポン=オンライン上の割引券 ですので、値引きと同じく価格訴求ということになります。
値引きと比較して下記のメリットがあります。
・元値とクーポン適用後の価格が併記でディスプレイされ、お得感が強調される
・期間、除外日、人数、金額、などを指定した幾分複雑な内容でも、比較的簡単且つスピーディに発行ができる
・発行枚数を決めることができるので、必要以上の割引販売を防ぐことができる
価格訴求の代替策としては「割引プランを造成し販売する」「レートを下げる」も挙がると思いますが、その点に対するクーポンの優位性としては、下記が挙げられると思います。
・プランよりも簡単且つスピーディに割引販売を開始できる
・レートダウンは全体が対象なのに対し、より細かい設定でピンポイントで割引販売ができる
「お得感の強調」と「スピーディな発行」という点で、販売期限が迫っている直近の稼働が弱い日などには特に有効です。
クーポンを発行するデメリット
一方で、クーポンを発行するデメリットは何があるのかを見ていきましょう。
・割引前の元値の金額に対して3%のクーポン発行手数料がかかる(じゃらん、楽天共通)
・楽天トラベルは一度発行をしたら途中で修正/停止ができない
一つ目に関しては、実質的にOTA成約手数料が3%上がることに等しいです。
強力な訴求ツールである一方、このように利益を圧迫する一面もありますので、乱発は厳禁、発行枚数を少なめにして小出しにしたり、クーポン対象のプランを指定したりするなどの工夫をすると比較的管理しやすいです。
二つ目に関しては、楽天トラベルにてクーポンを設定したら、最後に慎重に確認をして発行するのが望ましいです。誤った設定をしてしまい楽天トラベル側に修正依頼をしても、受け付けてもらえない可能性が高いです。一方でじゃらんは発行途中でも停止ができますので、楽天トラベルも仕様の改善を期待したいところです。
最後に
クーポン発行にあたって注意すべき点はあるものの、それをしっかりと把握した上で適切に発行をすれば強力なツールです。
威力は高い、けれども安易な取り扱いだと自らを傷つけてしまう可能性もあるので慎重さを必要とする武器、とも言えます(大げさかもしれませんが。。)
状況に応じて適宜活用して参りましょう。
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