ブランド体験の重要性 2023/01/17|スタッフブログ
こちらは、宿泊業・観光業に特化したブランディングチーム「プライムブランディングデザイン」のスタッフによる、
クリエイティブの観点から、様々な情報を提供していく記事サイトです。
ブランディングというキーワードには、ロゴマークやホームページなどのクリエイティブ、オリジナルのプロダクト、またはインテリアやディスプレイなどの空間など基本的に視覚的要素が多く含まれています。
しかし、目には見えない「体験」もブランディングのうちのひとつだと言えます。
1.現代はモノからコト、さらにトキへ
有名な日産セレナの名コピー「モノより思い出。」。(1999年〜)
当時から心に刺さる言葉ではありましたが、時を越えて、
現代の宿泊・観光業界にもフィットする言葉となりました。
コトとは【そこでしかできない一連の体験】を指し、
「モノよりコト」を重視する人が多い現代において
体験コンテンツのブランディングは5年ほど前からより重要視されてきました。
そしてその傾向はコロナ後の現在まで続き、インバウンドでもコト消費の需要が増えています。
日本文化を体験するサービスの需要は高く、そこに目を付けたサービスが一気に増加したからです。
また近年では「モノからコト、さらにトキへ」と進化しつつあります。
トキは【その瞬間、その場でしか味わえない盛り上がり】を意味し、具体的には人と一緒に生み出す体験を指し、
近年ユーザーはその瞬間だけの特別な体験を一層重視し、求め続けています。
体験ブランディングの具体例として
弊社がブランディングを担当させていただいた某グランピング施設では
随所に人と楽しめる仕掛けをちりばめることにより、ワクワクが持続する空間となっています。
泊まるだけではない、むしろ泊まること自体が目的となり得るコンテンツの充実ぶりは
ユーザー満足度が高く、リピート率も好調のようです。
2.+αが施設のブランド力を決める
宿泊業界において、快適な宿泊、美味しい食事、綺麗な設えは最早あって当たり前になりつつあり、
それ以外の付加価値をいかに提供できるかで、施設のブランド力が試されます。
そして現代では情報の発信も欠かせない要素のひとつです。
ユーザーが実際に体験し、誰かに伝えたい・発信したいと思ってもらえて初めてSNSが活きてきます。
もうひとつの弊社事例として、子連れのファミリー層がターゲットの旅館のコンテンツデザイン、
「キッズルームのリニューアル」があります。
古い場所を新しくきれいな空間にリメイクするだけでなく、実際に利用する子どもや親のことを考え、
予想される子どもの動き、親の目線、気持ちの感じ方までをしっかり想定。
さらに、どんな空間であればSNSで拡散されやすいかをリサーチし、最適な位置にフォトスポットをデザインするなど、
ユーザーとクライアント両者の目線に立ったやさしい空間を作り上げました。
3.ユーザー満足度を高めるために
繰り返しになりますが、これからの時代、ユーザーは良い宿に泊まるだけでは満足出来ず
どんな体験コンテンツを揃えておくかが重要になってきます。
自施設の魅力を洗い出し、その施設・そのブランドならではの体験コンテンツを作り上げられれば
ユーザー満足度の向上とともに、リピーターも獲得できるでしょう。
プライムブランディングデザインは、クライアントさまの目線に立って、ともに最適なコンテンツ制作のお手伝いをいたします。
お困りの際は是非お声かけください!
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