「子供受け入れ設定」の重要性を検証|ホテル・旅館集客のコツ 2022/11/17|スタッフブログ
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こんにちは。プライムコンセプト北海道支店の八谷です。
今回は、【子供料金の受け入れ設定】の重要性についてお伝えさせていただきます。
■「子供設定」の大切さ
皆さんは、宿泊プランを登録するときの「子供設定」きちんと出来ていますか?
ここでいう“きちんと”は設定できる全ての項目が“受入れ可能”に設定されていることを差しています。
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<各OTAでの基本的な子供設定項目>
・【小学生】
・【幼児】食事・布団付
・【幼児】食事のみ
・【幼児】布団のみ
・【幼児】食事・布団不要
=========================
全ての項目で受入れ設定していますか?
「小学生」や「【幼児】食事・布団不要」を設定している施設様は多くあります。
が、「【幼児】食事・布団付」、「【幼児】布団のみ」、「【幼児】食事のみ」を設定していない施設様は結構あります!
実証実験として、ぜひ、自施設のエリアにて「大人2名」をベースとして子供設定をそれぞれ当てはめて検索してみてください。
「大人2名+小学生」
「大人2名+【幼児】食事・布団不要」
「大人2名+【幼児】布団のみ」
「大人2名+【幼児】食事・布団付」
「大人2名+【幼児】食事のみ」
エリアなどにより多少の前後はありますが、検索で出てくる施設数がどんどん減っていく現象が確認できるかと思います。
条件によっては、「大人2名+小学生」の半分以下になるケースもあるでしょう。
「室単価を上げるためファミリー層が欲しいのに来ない」と嘆いている施設様!
もしかすると、子供設定がされていないことで、「そもそもの検索に出てこない=検討されない」になっている可能性があります。
上記の実証をとある施設様でテストしました
■現状下記の子供設定をしている施設様の例■
<既存設定>
小学生:70%
幼児(食事布団あり):50%
幼児(食事あり):受入れなし ※
幼児(布団あり):受入れなし ※
幼児(食事布団なし):0円
====================
■OTAで検索した場合(大人のみで検索)
大人2名、子供なし ⇒86軒
■OTAで検索した場合(大人と小学生で検索)
大人2名、小学生 ⇒73軒
※上記の大人のみ、小学生含めた状態をベースとしてご確認ください。
====================
■OTAで検索した場合(大人と幼児で検索)
大人2名、幼児(食事布団あり) ⇒33軒
大人2名、幼児(食事あり) ⇒19軒 ※テストケースの施設様は表示されません
大人2名、幼児(布団あり) ⇒43軒 ※テストケースの施設様は表示されません
大人2名、幼児(食事布団なし) ⇒74軒
■OTAで検索した場合(大人と小学生・幼児で検索)
大人2名、小学生&幼児(食事布団あり) ⇒29軒
大人2名、小学生&幼児(食事あり) ⇒16軒 ※テストケースの施設様は表示されません
大人2名、小学生&幼児(布団あり) ⇒40軒 ※テストケースの施設様は表示されません
大人2名、小学生&幼児(食事布団なし) ⇒68軒
■OTAで検索した場合(大人と幼児複数パターンで検索)
大人2名、幼児(食事布団あり)&幼児(食事あり) ⇒13軒 ※テストケースの施設様は表示されません
大人2名、幼児(食事布団あり)&幼児(布団あり) ⇒12軒 ※テストケースの施設様は表示されません
大人2名、幼児(食事布団あり)&幼児(食事布団なし) ⇒30軒
====================
⇒いかがでしょうか?
「幼児(食事布団なし)」までは設定されている施設様が多くありますが
「幼児(布団あり)」になると半減近くになり、「幼児(食事あり)」だと多くの施設様が未設定になっていること分かります。
食事提供の関係なども考えて設定をしていないことが考えられますが、検索条件に引っ掛からなければ売れるものも売れなくなります。
そして検索条件に該当する施設様に、お客様が流れる結果となることがお分かりいただけるかと思います。
※ここで、発想の転換・・・・・
お気づきでしょうか?
「幼児(食事あり)」などの検索される施設が少ない項目、きちんと設定すれば
宿を探しているお客様の目にも止まりやすくなりませんか??
例えば普段は2ページ以降の掲載順位だったとしても、自然検索でも1ページ目に表示させることもできそうですね。
子供設定項目を増やすことで、販売増加のチャンスが確実に広めることが可能です!
ぜひ、子供設定は見直しましょう!!
■家族層を取り込むためにも
家族での宿泊は、室単価の向上に繋がり、気に入っていただければリピーターになる可能性が高いと言われています。
また、夏休みや冬休みなどの長期休みの際に必ずと言っていいほど、予約に動く層です!
子供の受け入れ設定を見直すことで、取りこぼしのないように集客強化を図りましょう!
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