【第210回】Webマーケティング インターネット徹底集客(2019年GW予測) 2019/03/20|コラム

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【第210回】Webマーケティング インターネット徹底集客(2019年GW予測)

 2019年GWは10連休となり、観光業界は大いに沸いているが、今号ではその概況について述べたい。
お手元にカレンダーを用意しながら、確認してもらいたい。
10連休ということで、前例がなく予測が難しいところではあるが、各地での予約の動きを元に述べたいと思う。

 今年の10連休で見受けられる特徴としては「山なりパターン」が挙げられる。
これは大型連休の際に、大都市マーケットから見ての遠隔地に起こりやすい傾向であるが、
連休の中盤あたりの需要が高く、需要が山を描くようになるパターンである。

通常では、北海道、沖縄、離島、あるいは都市部から見て遠隔地に当たるエリアがこのパターンに該当することが多いが、
今年のGWに関しては、都市部から見ても近隣エリアでも、この傾向が見受けられることが多いので、自施設の予約状況を確認してほしい。

 「山なりパターン」の場合、注意が必要なのが、当然ながら始まりと終わりの日の需要の弱さである。
GW最終日に当たる、5月6日は言わずもがなであるが、やはり5月5日も低需要予測である。
この日は例年通りで帰宅日に当たり、7日火曜日から仕事と考えると、
6日の最終日は家でゆっくりという顧客心理が働き、宿泊需要が弱まることが予想され、実際に、5日の予約状況は全国各地で極端に弱い。

 5日に比較すると良い方であるが、27日も注意が必要である。
また、意外と注意が必要なのが、5月4日である。
5月3日と4日というと、毎年最も需要が高い日であるが、この山なりパターンの場合は、4日はその限りではないので、注視する必要がある。

 また、当初は祝日と確定していなかった4月30日~5月2日については、今一度、全体的な商品設計や価格の見直しをお勧めする。
一通りチェックしたと思っていても、抜け漏れがあり、思わぬ安い料金で予約が入るという事態が発生している。

 地域差、施設差はあるが、おおむね全国のエリアで同じような動きをしている部分を記載したので、
今後の対策の参考にしてもらえれば幸いである。

(アビリティコンサルタント・プライムコンセプト取締役 内藤英賢)

 

【週刊観光経済新聞様】HP

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