【第22回】WEBマーケティング 0泊2食付のプランをつくろう 2011/02/10|コラム

週刊観光経済新聞にて、弊社社長の的場が「インターネット徹底集客」と題したコラムを掲載しています。

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【第22回】WEBマーケティング 0泊2食付のプランをつくろう

今回は、0泊2食付きプランについて述べたい。
0泊2食付きプランとは昼食を食べて、観光もしくは客室で過ごし、温泉に浸かり、夕食を食べてチェックアウトするというプランである。
多様化する旅行スタイルの中で生まれたプランであるが、このような言わば変則的なプランを造成する必要があるのかという議論がある。

結論から言うと、必要である。なぜなら、そこにはマーケットが存在するからである。
女性を中心に0泊2食付きプランは人気だが、その他にも連休の取りにくい職種の方や、育児や介護などで宿泊までは時間が取れない方々など、そのニーズは大きい。
ニーズがあるにも関わらず、0泊2食付きプランを設定している施設は実に少ない。
試しに、宿泊予約サイトで検索してみると、数えるほどの施設しか表示されない。
「ライバルの少ない所で、商売をする。」マーケティングの大原則である。
また、0泊2食付きプランには下記で述べるように大きな効用もある。
第一に、新規顧客の創出につながる点である。

高額な宿泊の前に、お試しでその施設を味わってみたいという顧客心理は誰もが理解できるであろう。
また、宿泊するには近すぎると感じている地元のお客様を呼び寄せる効力もある。
第二に、平日の稼働率を底上げできる点である。

0泊2食のお客様は睡眠時間を除けば宿泊客とさほど変わらない時間を過ごすこととなる。つまりその長い滞在時間に合わせて様々な提案が可能ということだ。温泉+客室や温泉+体験コースなど、旅行者に魅力ある提案ができれば、落ち込む平日の稼動率を回復させる手段となる。
そもそも忘れないで欲しいのが、宿泊客より日帰り客の方がはるかに多いという事実である。
0泊2食に限らず多様化する宿泊スタイルの中で、お客様のニーズを察知した上で提案ができ、即実行できる施設のみが集客可能となる時代が到来している。

(株式会社アビリティコンサルタント 的場弘明)

【週刊観光経済新聞様】HP

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