【第35回】WEBマーケティング スタンダードプランの重要性 2011/08/02|コラム

週刊観光経済新聞にて、弊社社長の的場が「インターネット徹底集客」と題したコラムを掲載しています。

  • ツイート
  • facebookシェア
  • B!はてブ
  • G+ google+
  • Pocket

【第35回】WEBマーケティング スタンダードプランの重要性

今更ではあるが、全国の施設のプランを見ていると、スタンダードプランがWEBに掲載されていないケースが意外にも多い。
そこで、今回は再度スタンダードプランの重要性、果たす役割について述べたい。
そもそもスタンダードプランはどの施設にも存在しているはずだ。
パンフレット等に記載されている料金表であり、それこそWEBが発達する前から存在していたものである。
それをWEB上で載せるだけである。

しかしながら、なぜかそれが載っていない施設がある。
その理由の第一は、単に、当たり前すぎるので載せていないという場合である。2つ目は、掲載してはいるがプラン名が凝り過ぎていてスタンダードプランに見えない、というケースだ。
例えば料理名をプラン名にしているケース(「花膳プラン」等)などである。
いずれの場合も、スタンダードプランがWEB上で果たすべき重要な役割を果たしていないと言える。
スタンダードプランの第一の役割は、その施設がいくらの料金帯の宿であるかを瞬時に伝えることにある。
「スタンダードプラン15750円」とあれば、15750円のランクの施設であるとお客様に即時に伝えることができる。
これはWEBのわかりやすさにつながる。
二つ目は、他のプランとの比較対象の軸の役割を果たすことである。
スタンダードプランがあれば、早割プランにせよ、期間限定割引プランにせよ「スタンダードプランに比べて○○がお得である」というお得感を伝えやすくなる。

スーパー等で、誰しもが定価に赤線で値引き価格を書かれた値札を見かけると、勝手にお得感を感じてしまう顧客心理である。
また、第三にプランに迷ったお客様や年配の方々の着地プランになり得るという点である。
あれこれ迷った挙げ句にWEBから離脱、とならないようにする効果が期待できる。
「失敗したくない」という思いから定番のスタンダードプランを選ぶという顧客真理に訴求できるのである。
お客様の気持ちになり、スタンダードプランを軸にした、わかりやすいプラン造成を再度構成しなおして頂きたい。

(株式会社アビリティコンサルタント 的場弘明)

【週刊観光経済新聞様】HP

  • ツイート
  • facebookシェア
  • B!はてブ
  • G+ google+
  • Pocket

人気の記事