【第61回】WEBマーケティング 同窓会プランの活用法

【第61回】WEBマーケティング 同窓会プランの活用法 2012/09/12｜コラム

週刊観光経済新聞にて、弊社社長の的場が「インターネット徹底集客」と題したコラムを掲載しています。

今回のテーマは「同窓会プランの活用法」である。
８月の繁忙期も落ち着きを見せ始め、秋の行楽シーズンまでの間、少し谷間となる季節がやってくる。
このような旅行ニーズが活発でない時期には団体や地元のお客様に向けた営業などの手腕が問われる時でもある。
ＷＥＢ上でも取れるべき施策はあり、その一つが同窓会プランである。
同窓会プランの効用は大きい。

まず、前述した観光客が動きにくい閑散期に宿泊需要や宴会需要を生んでくれる点である。
同窓会を企画する幹事のニーズに、閑散期は比較的相性が良いのである。
移動の利便性を重視し交通費などを含めた予算枠内で楽しい同窓会を企画しようとするため、比較的近隣の温泉地などで、観光シーズンを外して計画する傾向が伺える。

この傾向は、閑散期には少し割引いても人数を確保したいという宿泊施設との思いが一致するのである。
加えて、シニア世代の同窓会であれば、平日稼動を押し上げてくれる可能性も高い。
また、同窓会プランで顧客満足度を上げることができれば、近隣客であるが故に会社関係などの宴会等でリピート利用してもらえる可能性が高まる点も大きい。
次に同窓会プランの内容であるが、実は多くの施設がチラシ等で作成済みである。
しかし、ＷＥＢ上のプラン作成を行なっていない施設も多く、大きな機会損失と言える。積極的にＷＥＢ展開をされることをお勧めする。

ＷＥＢ展開で懸念される料金体系や客室の振り分けについては、予約をお問い合わせ形式にすれば良い。
一方、同窓会プランの無い施設は団体プランをベースに同窓会で喜ばれる「記念写真撮影」「飲み放題付き」「送迎付き」「幹事様１名無料」等から可能なサービスを付与すれば完成である。
また「案内状作成代行」など、幹事の負担を軽減するための付加サービスを考案するのも良いであろう。
「絆」や「人とのつながり」の場の提供、としての旅館ホテルの存在意義を増すためにも、是非積極的に取り組んでいって欲しいと思う。

（株式会社アビリティコンサルタント　的場弘明）

【週刊観光経済新聞様】HP

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