【第143回】WEBマーケティング HPの最新トレンド(採用ページを見直そう 2 ) 2016/05/02|コラム

弊社コンサルタントの内藤による週刊観光経済新聞のコラム。
売り手市場で負けない魅力的な採用ページにするために、どのようなコンテンツが必要であるかや労働条件の地域情勢を把握する必要性などを紹介している。

  • ツイート
  • facebookシェア
  • B!はてブ
  • G+ google+
  • Pocket

【第143回】WEBマーケティング HPの最新トレンド(採用ページを見直そう 2 )

シリーズで時流に基づいたホームページ(HP)のコンテンツの見直しについて述べているが、今号は前号に引き続き、人材の採用ページの見直しについて述べたい。
前号では、採用活動の重要性とWEBで活かしている施設が少ないことを述べた。
今号では具体的にどのようなコンテンツが必要なのかを含めて述べていきたい。
まずは、

①自施設の想い(コンセプト)
②来てほしい人材
③募集要項
④給与体系
⑤福利厚生等

といった基本情報を、きちんと応募者に分かりやすく掲載することが大事である。
また、その際は近隣の企業(宿泊施設のみなならず、他業種も含め)の募集要項、特に賃金水準や労働時間などの労働条件について把握することが大事である。自社の条件が、地域の他社、特にサービス業に比べて劣っていれば、なかなか採用は難しくなる。
賃金水準が劣っているからといってすぐに改善できるわけではないにせよ、やはり地域情勢はしっかり把握していないといけない。
売り手市場の現在、基本情報のみの掲載では応募者に訴える力が弱いのが実情である。採用に力を入れている会社の採用ページを確認してもらえれば分かるが、応募者にとって魅力的に見えるコンテンツを用意している。具体的には「(募集している職種の)一日の流れ」や「先輩社員たちの声やインタビュー」「教育制度のPR」等である。こういった、入社後の具体的なイメージを想起させるようなコンテンツは応募者にとって知りたい情報であり、閲覧数も多くなる。
また、実際に働いている社員の姿や活き活きとした姿や経営者たる社長や女将や総支配人の写真やメッセージを掲載することも非常に重要であるので、是非検討してみて欲しい。
これらが揃って、採用ページは一旦の完成となるが、もちろん終わりではない。
応募者からの反応がなければ何の意味ない。反応がなければ、募集要項についての見直しを図らないといけない。
また、採用媒体に掲載することも検討をしないといけなくなるであろう。
昨今、人材の争奪戦と叫ばれるようになってきた中で、負けぬようにしっかりと採用ページを見直して構築して欲しい。
 
(株式会社アビリティコンサルタント・株式会社プライムコンセプト 内藤英賢)

【週刊観光経済新聞様】HP

  • ツイート
  • facebookシェア
  • B!はてブ
  • G+ google+
  • Pocket

人気の記事