【第149回】WEBマーケティング HPの最新トレンド( リピーター増加施策 4 ) 2016/07/20|コラム

弊社コンサルタントの内藤による週刊観光経済新聞のコラム。
お客様への意識付けとしても有効なツールDM。効果的に活用するために反応をきちんとデータ化し、内容の精査、改善をして研究を重ね継続すべきと強く提案。

  • ツイート
  • facebookシェア
  • B!はてブ
  • G+ google+
  • Pocket

【第149回】WEBマーケティング HPの最新トレンド( リピーター増加施策 4 )

前号ではDM(ダイレクトメール)の活用について述べたが、今号ではもう少し補足事項を述べたい。
DMは効果的なツールではあるが、費用のかかるツールであるだけに1度実施して、効果が得られないと止めてしまう施設も多いので注意が必要だ。
DMは送付のタイミング、内容、送り先によって全く効果が異なる為、1度実施してみて例え効果が出なかったとしても、「DMは効果がない」ではなく、「やり方が悪かったのだ」と考え、内容の精査、改善をして継続をして欲しい。
DM施策は点ではなく、面でとらえることが重要である。その為には、当然ながらDMの反応をきちんとデータ化しておくことが重要である。
特にエリアや年齢は大事な要素となる。

1つ派生施策として、DMの商品をWEB予約できるようにしておくというのも有効である。
前号で述べたように基本的にはWEBに疎いお客様への施策であるので、WEB予約はそこまでの期待ができないが、リピーターのお客様にとって、WEB上で常にリピーター向けのお得な商品が予約できると意識付けをしておくことは重要である。
また、初回予約のお客様にも「リピーターになると色々とお得な何かがありそうだ」と印象付けることもできるので、是非一考してみて欲しい。
今回は「知人/リピーター客」の裾野を広げる施策としてのDMについて述べたが、「知人/リピーター客」を「友人/ファン客」へ、「友人/ファン客」を「信者/サポーター客」へと誘うツールとしても活用が可能である。
考え方としては、言い方は悪いが、自施設に自然と来て頂けるお客様にわざわざDMを送るのであるから、施設としても相応のメリットを享受するように仕掛けることが望ましい。

代表的なものとしては、より高単価の商品を案内することである。
グレードアップ料理をご案内したり、高単価の客室をご案内したりという具合である。
もう一つは紹介客を連れてきてもらうような仕掛けを作ることも有効である。
再度になるが、DMは非常に奥が深く有用なツールになるので、是非研究を重ねて欲しい。

(株式会社アビリティコンサルタント・株式会社プライムコンセプト 内藤英賢)

【週刊観光経済新聞様】HP

  • ツイート
  • facebookシェア
  • B!はてブ
  • G+ google+
  • Pocket

人気の記事