【第160回】WEBマーケティング HPの最新トレンド( 2016年度の年末年始対策 ) 2016/12/22|コラム
弊社コンサルタントの内藤による週刊観光経済新聞のコラム。
年末年始の動きの概要について。
地域差や施設の個体差はあるが、おおむね全国のエリアで同じような傾向にあると述べている。
また、料金設定を需要に合わせて対策することや「お正月特別料金」についても言及をしているのでこれからの追い込みの参考にしてほしい。
年末年始の動きが各地で出揃ってきたので、今号ではその概況について述べたい。
今年の年末年始は去年と同じ傾向で、年始が4日から仕事始めになる会社が多く、年始の需要が弱くなり、年末の需要が高くなる傾向にある。
細かな日単位で見ると、やはり31日の需要が突出している。
続いて1日、30日が既に満室となっている施設も多く、この3日間の需要が非常に高い。
次いで、2日となるが、2日はどの施設も昔からの慣習で「お正月特別料金」を設定しているところも多く(1日と同料金の施設が多い)、一般的に料金が高いので、1日ほど需要がない分、予約状況が伸びきっていない施設もある。
とはいえ、高需要日ではあるので、きちんと対策を打てば売上最大化はできる日であるので、最後まで注視して欲しい。
12月29日も比較的需要が高いが、前述の日程ほどではないので、細かな調整が必要である。
難しいのが28日、3日である。28日はエリアでいうと「全ての施設が満室になる訳ではないが、一部の施設が満室になる需要の日」とでも言うべき日である。
したがって、ここは予約担当者の腕の見せ所となる。
きちんとコントロールすれば、RevPARが最大化する日である。
また、3日については、最近では少なくなってきたが、やはり昔からの慣習でお正月三が日は「お正月特別料金」という設定の施設も依然残っているので、それは見直しが必要だ。
4日から仕事始めの会社が多いという事は3日に泊まる人は少なく、エリアによっては早々に平日料金設定で集客に努めている所もある。
念のために記載するが、25日~27日は需要の谷となっており、同じ年末年始でも全く様相が違う。
稼働優先施策を取るべき日程であるので、そうなっていない場合は見直しをかけて欲しい。
もちろん地域差、施設の個体差はあるが、概ね全国のエリアで同じような動きをしている部分を記載したので、これからの最後の追い込みの参考にしてもらえれば幸いである。
(株式会社アビリティコンサルタント・株式会社プライムコンセプト 内藤英賢)
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