【ホテル・旅館】日本の桜シーズンに世界が注目!春の訪日外国人集客 2025/12/18|スタッフブログ

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今回は、世界が注目する日本の「桜」に着目して、春の訪日外国人集客を考えていきたいと思います。

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【ホテル・旅館】日本の桜シーズンに世界が注目!春の訪日外国人集客

■ 2025年 桜シーズンの振り返り

JNTOの訪日外客数の発表によると、2025年4月単月過去最高の390万人を突破し、同様に、観光庁の発表によると訪日外国人延べ宿泊者数も1639万人と前年対比125%と大幅に増え、単月過去最高となりました。
2025年の年間と通じても1位になるほどの訪日外客数、及び述べ宿泊者数となっており、春の訪日人気が伺える数値となっております。

JNTO 統計 https://www.jnto.go.jp/statistics/data/visitors-statistics/
観光庁 統計 https://www.mlit.go.jp/kankocho/tokei_hakusyo/shukuhakutokei.html#cp1


そうした春に日本を訪れる目的の中で、忘れてはいないのは「日本の桜」です。
日本文化、日本ならではの景色、日本の食、、、「和」を感じる要素としても「桜」は大きなポイントです。

ナビタイムジャパンにより、訪日外国人旅行者向けのナビゲーションアプリ「Japan Travel by NAVITIME」の利用状況から訪日外国人旅行者が訪れた桜の名所の分析結果が発表されています。
https://corporate.navitime.co.jp/topics/pr/202507/17_5904.html

各地域で1位となったのは以下の通りです。
・北海道/東北:弘前公園
・関東:上野恩賜公園
・北陸:兼六園
・中部:中橋
・近畿:清水寺
・中国:平和記念公園
・四国:栗林公園
・九州/沖縄:勝山公園

傾向とすると、城や神社仏閣などの歴史的建造物や庭と桜の組み合わせや、都市部にある桜の名所の公園が上位を占める傾向がみられています。
一般的な観光地などであっても、「桜」を絡めた風景や体験を通じて、日本らしさをより味わえるというところも海外からすると「桜」の魅力の一つと考えられます。

そうした要素を含め、選ばれる「外国人好み」の要因は以下のようなポイントが考えられます。

●写真映え/“和の景観”
富士山 × 桜、城や寺 × 桜、川沿いの桜並木など典型的な「日本らしい桜景色」が写真映えする

●アクセスの良さ/都市近く
東京や京都近辺などアクセスしやすい場所が多く、短期間旅行でも立ち寄りやすいところ

●季節のタイミングや多様さ
北から南までさまざまな地域にあり、開花時期が分かれているので“はしご”もしやすい。

●夜のライトアップ/お花見文化
 昼だけでなく、夜桜(ライトアップ)やボート花見など、独特の日本的体験ができる。
 

桜イメージ

■ 桜シーズンの集客

上記のような桜を目的した訪日外国人の集客を考えると、元々人気の観光地にあるホテル・旅館であってもより桜のシーズンになると需要が高まるのは当然とも言えます。
リードタイムの長いインバウンド需要のために、早くから準備しておきましょう。

大きなところは以下のポイントがあげられます。

①開花時期&料金コントロール
地域、立地によって開花時期は様々ではあるものの、地理に不慣れた訪日外国人向けにも開花予報を掲載するといいでしょう。勿論、毎年多少の変動はあるので、常に周辺情報とあわせて公式HPやSNSで発信できると◎

また需要動向をつかんだら、あわせて料金コントロール、レベニューコントロールも重要です。
同エリアの競合施設の傾向を確認しつつ、予約が動き出す時に備えましょう。

②周辺観光情報
季節に応じたおすすめの場所を発信するのは通年必要なことですが、、、
「花見」「桜」など目的に応じた周辺情報を掲載すると、ちょっとしたひと手間ですが、明確な目的がない方にも来る目的を見つけさせることができ、それは国籍関係なく来訪のきっかけに。
宿泊されるお客様の立場になってあったらいいなと是非形にしましょう。

③アクセス情報
周辺情報とセットとなるのは、ホテル・旅館からのアクセス情報となります。
近さで選ぶ、アクセスの良さで選ぶは重要な宿泊場所を選ぶポイントです。
所用時間・交通手段を予めしっかりリサーチしておき、周辺情報とあわせてHPやOTAに掲載するのは勿論、フロントですぐ案内できるように準備しておきましょう。

④写真掲載
季節ならではの写真は、次年度のために常に新しいものを撮影しておきたいものです。
せっかく魅力的な桜のある風景、場所なのに、テキスト案内だけでは伝わりません。
テキストがなくとも、魅力的な写真が1枚あるだけで効果は絶大です。
海外OTAでは、翻訳の問題もありなかなか柔軟な案内文を掲載できないこともありますが、
アップロードする画像に直接テキストを盛り込むなどすると一気に情報量が増します。

⑤桜グッツ販売
さらに、国内・国外関係なく可愛い桜関連グッツは「和」を気軽に感じられ
大きな経済効果を生む人気のお土産でもあります。
館内の売店などにも御土産として桜グッツ展開はしましょう。
サービスとして館内利用券で館内需要を促すのも満足度を高めます。

■ 2026年の桜シーズンは...

温暖化に伴い年々早まる開花時期ですが、2026年桜開花もすでに「平年並みか、やや早い」傾向になる可能性が高いと気象庁も発表しています。
例年1月〜3月にかけて桜開花予想が発表されますが、海外の方は関係なく早く予定し予約は動いてきます。大きく開花時期がずれ込む場合には、予約の取り直しも予想しつつ最新情報に注意して参りましょう。

現時点で、国別でも注意しなければいけないのが、中国本土からの訪日需要となります。
すでに団体ツアーでキャンセルが出ているものの、若い層などの個人予約を中心に動きがみられていますが、春節の時期は勿論、少なからず3月まで影響が出ると考えられています。
それを踏まえて、桜シーズンについても国別ターゲットを意識した販促も検討していきましょう。

■最後に

四季がある日本ならではの旅行需要ですが、統計からみても春の需要は1年を通しても大きなものです。
年末の忙しい時期に差し掛かる前ではあるものの、2026年の桜シーズンに向けて、是非今の内から準備して参りましょう。

プライムコンセプトでは、ホテル・旅館の支援において1000施設以上の実績を持ちOTA集客の運用サポートも行っております。
プラン販売やレベニューコントロールなどネット販売についてお困りのことがあれば、お気軽にお問い合わせください。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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