【ホテル・旅館】OTAプロモーション、参加すべきはどれ?<じゃらん編> 投稿日:2026/08/27|カテゴリ:スタッフブログ

OTAのプロモーション、皆さんはどのように選んでいますか?

「キャンペーンが多くて、結局どれに参加すればいいのかわからない……」
そんなホテル・旅館の予約担当者、レベニューマネージャーの方も多いのではないでしょうか。

主要OTAのプロモーションを取り上げ、「結局、どれに参加すべき?」を施設側の目線で整理していきます。
今回は【じゃらん編】

じゃらんで展開されるさまざまなプロモーションを、「どんな施設・販売状況なら参加するべきか」という視点から考えてみます。

 

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【ホテル・旅館】OTAプロモーション、参加すべきはどれ?<じゃらん編>

まずは知っておきたい、じゃらんのプロモーションを整理

こちらでは、「セールプラン」「ポイントUP」「クーポン」など様々あるプロモーションのうち、「クーポン」にフォーカスしてご紹介いたします。

■ じゃらんの「クーポン」には2種類ある
まず前提として、じゃらんのクーポンには「自社設定型クーポン」と「企画型クーポン」の2種類があります。

種別         条件・発行のタイミングの設定者    掲載場所                 
自社設定型クーポン  施設様                検索結果一覧・宿・プラン詳細など
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
企画型クーポン    じゃらん               じゃらんTOP特集ページ・検索結果一覧・宿・プラン詳細など
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

自社設定型は施設側で自由に条件を組める分、運用の手間がかかります。
一方の企画型クーポンは、じゃらんが用意した特集に「エントリーするだけ」で参加できる手軽さが特徴です。
今回はこの「企画型クーポン」を、手数料や条件で整理していきます。

なお、いずれのクーポンも原資(割引分)は施設様負担が基本です。
ここに、クーポンの利用実績に応じた「販促クーポンシステム利用料(手数料)」が別途かかります。

■ 企画型クーポンを5つに整理する
現在じゃらんが提供している企画型クーポンは、大きく5パターンに分けて整理できます。(2026年8月27日時点の情報)
 今後プロモーション内容に変更がある場合がございます。
 


簡単にまとめると、
最低宿泊金額に応じて、500円〜22,500円までのクーポンが用意されており、
リクルート原資クーポン付与対象クーポンは、【手数料5%のプレミアムクーポン】に参画した場合、【2日間限定クーポン※除外日なし】に参画した場合のみに基本的には絞られます。

そのプロモーション、本当に参加するべき?判断のポイント

ここまで見てきたように、じゃらんの企画型クーポンは種類によって手数料も条件も異なります。
「割引率が高いから」「なんとなく人気らしいから」で参加を決めてしまうと、想定外のコスト負担や機会損失につながりかねません。
これだけ種類の多いクーポンの中で「どれに参画すべき?」「そもそも参画したほうがいいの?」と感じると思います。

参加を判断する際は、次のポイントを確認しましょう。

ポイント  ​「客単価」と「繁閑サイクル」に合っているか
企画型クーポンは、最低宿泊金額や対象期間があらかじめ決められています。
ここが実情とズレていると、狙った効果が出ません。

「そのプロモーションで、どの日を売りたいのか?」
「そのプロモーションで、どのユーザーの予約を獲得したいのか?」をまず最初に確認しておきましょう。

例えば、土曜日の予約が好調な旅館で、「せっかくのキャンペーンだから、大型連休・3連休クーポンも発行しよう」とクーポンを発行したらどうでしょうか。
予約は入るかもしれませんが、「キャンペーンがあったから獲得できた予約」なのか? という疑問が残ります。

一方で、「月~木曜日の予約が弱い」「閑散期の先行予約が少ない」「直近の予約ペースが鈍っている」という状況であれば、プロモーションを活用する意味は大きくなります。

実際のケースに当てはめて考えてみます。

ケース① 
 - ADR 9,000円 シングル1名の出張・ビジネス利用が多いビジネスホテル
  課題1  日曜・月曜のビジネス需要が弱い曜日の集客が弱いことが課題
     課題2  一方で土曜日・3連休などレジャー需要も取り込んでユーザー層を広げたい

おすすめクーポン:①通常クーポン 3,500円から使える500円クーポン →課題1 をカバー
         ③大型連休・3連休向け通常クーポン 14,000円から使える2,000円クーポン →課題2 をカバー

ケース②
 - ADR 38,000円 カップル・家族連れのレジャー利用が中心の温泉旅館(夕・朝食付きプラン中心)
   課題1 平日の稼働が低く、閑散期の底上げをしたい
   課題2 休前日・連休はボトムランクの客室から自然に埋まるが、単価アップやハイグレード客室への予約につながる仕掛けがない

おすすめクーポン:①プレミアムクーポン 30,000円から使える3,800円クーポン(リクルート原資1,800円クーポンあり)  →課題1 をカバー(平日でも予約しやすく心理的ハードルを下げる)
         ②通常クーポン 50,000円から使える7,000円クーポン  →課題2 をカバー(ハイグレード客室やアップグレードプランへの誘導)
          ※ADR38,000円の宿で休前日ハイグレード客室はADR50,000円をイメージ


ポイント じゃらん新機能「宿モニター」を活用する
2026年8月末より、販売実績に加え、エリアおよび競合施設の動向や各種セール施策に伴う予約状況の推移もわかる「宿モニター」機能がリリースされました。


クーポン別の「取扱高」や「予約件数」「構成比」「単価」などがわかりやすくデータにまとめられており、
どのクーポンに対して集客効果が高いのかがわかりやすくなりました。

今までクーポンごとに実績をまとめていた施設様や、実は管理ができていなかった施設様も「宿モニター」機能を一度確認してみてください。
 

【番外編】その広告費、本当に効果的に活用できていますか?

これまで<じゃらん編>として、企画型クーポンを整理してきました。
番外編として、少し視点を引いて「広告」を効果的に活用できているか?を考えてみましょう。
 ※ここでいう「広告」とは【じゃらんnet広告】内で購入できる、「販促サポートパック」「検索連動広告」などとします。

毎年10月ごろより、じゃらん担当者様より来年度広告費のご提案をいただく機会があると思います。
このとき、提案された内容をそのまま受け入れていないでしょうか。
広告メニューは「弱点を補うためのもの」であるはずなのに、いつの間にか「毎年継続しているから」という理由だけで予算が組まれているケースは少なくありません。
まずは、提案の中身を「必要」「不要」に仕分ける視点を持つことが大切です。

見極めの基本:「今の課題」に効く広告かどうか 
 
※前段で説明したプロモーションの見極めと考え方は同じです

たとえば、掲載順位がすでに5位以内で安定している施設に対して検索連動広告を購入しても、伸びる送客数は限定的なことが多く、費用対効果が見合わない可能性があります。

① 現在の掲載順位・送客状況は、エリアに対してどの程度なのか?
② その広告を投下すると、順位や送客数はどの程度変わる見込みなのか?
③ 昨年、同じ広告に投下した予算は、実際にどれだけの成果につながったのか?

広告購入の判断材料として、このような視点を持つことも大切です。
今の課題に照らして、必要な広告メニューだけを選び直すという姿勢が、広告費を効果的に使うための第一歩です。

■まとめ

じゃらんのプロモーションは、今後もさまざまな形で展開されていくでしょう。
大型セール、クーポン、ポイントUPー。
これらをすべて追いかけていると、予約担当者の業務もどんどん複雑になってしまいます。

だからこそ「キャンペーンがあるから参加する」ではなく、
「売りたい日があるから、そのためにキャンペーンを使う」という順番で考えることをおすすめします。
今回は、<じゃらん編>としてじゃらんにフォーカスしてご紹介いたしましたが、楽天トラベル・一休.com/Yahoo!トラベルも同様の考え方ができるのではないでしょうか。
日を改めて<楽天トラベル編><一休.com/Yahoo!トラベル編>もご紹介したいと思います!

プライムコンセプトでは、ホテル・旅館の支援において1000施設以上の実績を持ちOTA集客の運用サポートも行っております。
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