【ホテル・旅館】売れなくなったお盆、その理由とは?宿泊施設が今考えたいお盆集客対策 投稿日:2026/07/16|カテゴリ:スタッフブログ
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「お盆は繁忙期だから、待っていても予約は入る。」
2023~2024年頃は「旅行したい」という需要が非常に強く、多少価格が高くても予約が入る状況でした。
しかし現在はその反動需要も一巡し、旅行者は価格やサービスを比較しながら宿を選ぶ平常時の市場に戻りつつあります。
さらに今年のお盆はカレンダー事情も重なり、
「お盆なのに予約の動きが鈍い」
「直前まで空室が残っている」
と例年以上に集客に苦戦している施設も見受けられます。
もちろん、施設やエリアによって状況は異なります。
しかし、市場環境が変化している今だからこそ、「お盆だから売れる」という前提ではなく、
市場に合わせた販売戦略を考えることが重要です。
今回は、お盆の予約が伸び悩む要因と、今からでも見直せる販売施策をご紹介します。
お盆の予約が伸び悩む4つの要因
① 猛暑による旅行控え
気象庁の予報でも、今年の夏は全国的に平年より気温が高くなる見込みとされています。
近年は全国的な猛暑が続いており、外出そのものを控える傾向が見られます。
屋内でゆったり過ごせるプランや、早朝・夜間の涼しい時間帯を活かした過ごし方への関心も高まっており、
「暑さが落ち着いてから旅行したい」というニーズも増えています。
② 物価高・交通費高騰による"節約型夏休み"
宿泊費だけではなく、
・ガソリン代
・高速道路料金
・飲食代
・レジャー費 など
物価高の影響により、旅行全体のコストが上昇しています。
JTBの調査でも、今年の夏休みは旅行に行く人自体は減る一方、
一人あたりの旅行予定費用は前年より上がる見通しだと報告されています。

(引用:JTB「2026年夏休み(7月15日〜8月31日)の旅行動向」2026年7月2日発表 )
「行きたい気持ちはあるけれど、以前より財布のひもは固くなっている」というのが、今の実感に近いのかもしれません。
そのため、旅行日数を短くする、近場で過ごす、宿泊単価を抑える といった動向が見られます。
価格だけで勝負する必要はありませんが、「この価格なら泊まりたい」と思っていただける価値を伝えることが、これまで以上に重要になっています。
③ 今年はお盆の日並びが悪い
今年のお盆は、祝日とお盆休みがつながりにくい日並びとなっています。
8月11日(火)の「山の日」は前後が平日のため単独の祝日となり、
一般的なお盆休みである8月13日(木)~16日(日)も4連休止まりです。

例年より長期での旅行日程を組みにくく、「近場で済ませる」「日帰りにする」といった選択につながっている可能性があります。
④シルバーウィークへの需要分散
今年の9月のシルバーウィークは、11年ぶりとなる5連休。
しかもお盆と違い、有給休暇を使わなくてもこの5連休が成立します。
「同じ休むなら、暑さが落ち着いてから長く休めるほうへ」という流れも自然に生まれやすく、
お盆よりもシルバーウィークの予約が先に動いている施設も少なくありません。
お盆だけで売上を確保しようとするのではなく、シルバーウィークも含めた販売計画を立てることが重要になってきます。
今から見直したいお盆対策
① OTAでのプロモーションを見直す
繁忙期だからといって、販促を止めたままになっていませんか?
例えば、
・連休を除外したクーポン設定になっている
・セール対象外となっている
など、現在のプロモーション設定を改めて確認してみましょう。
また、予約状況に応じて、お盆限定の自社設定型クーポンを発行するなど、柔軟に販促施策を実施することも有効です。
「繁忙期だから売れる」と待つのではなく、需要の取り込みに向けた積極的な販売が重要になっています。
② 販売条件が厳しくなりすぎていないか確認する
価格だけではなく、予約の入り口となる販売条件も一度見直してみましょう。
例えば、
・料金を高く設定しすぎていないか
・人数制限を設けすぎていないか(1名利用も受入可?)
・キャンセルポリシーを必要以上に厳しく設定していないか
・プランを絞りすぎていないか
などが挙げられます。
近年は、直前予約や一人旅など、旅行スタイルも多様化しています。
販売機会を広げるためにも、現在の市場に合わせた条件設定になっているか確認してみましょう。
③夏ならではの魅力を積極的に発信する
「お盆だから泊まる」のではなく、「この宿だから泊まりたい」と思っていただける情報発信も重要です。
料金だけでなく、夏ならではの魅力を積極的にアピールすることで、予約の後押しにつながる可能性があります。
例えば、
・花火大会や夏祭りなど近隣イベントの紹介
・避暑地ならではの涼しさや自然の魅力
・夏ならではの食事メニューの案内
・ウェルカムドリンクやかき氷などの季節限定サービス
・お子様向けイベントやプチ縁日など館内イベント
といった、この時期ならではの体験をプランや施設紹介、SNSなどで発信してみましょう。
「宿泊すること」が目的ではなく、「夏を楽しめる宿」という付加価値を伝えることが、他施設との差別化にもつながります。
④シルバーウィークを見据えた販売戦略を
今年は需要が分散しているからこそ、お盆だけでなくシルバーウィークも含めた販売戦略が重要です。
・お盆は稼働率を重視する
・シルバーウィークは単価を重視する
といったように、それぞれの連休で販売方針を分けることで、売上の最大化につながる可能性があります。
夏ならではの魅力を作るには‥?
もし、まだ夏の強みが見つかっていない…という場合は
まずはできるところからチャレンジしてみませんか?
過去のブログで手軽にできる夏のアイディアも紹介しています!
【ホテル・旅館】季節感で勝つ夏の戦略―。今から備える猛暑の年でも選ばれる宿へ
まとめ
猛暑や物価高、そして11年ぶりとなるシルバーウィークへの需要シフトなど、
複数の要因が重なっているからこそ、販売方法も柔軟に見直すことが大切です。
今一度、プロモーションや価格設定、販売条件を見直せているかを確認し、残りのお盆商戦に備えてみてはいかがでしょうか。
市場の変化を捉え、今のお客様に合わせた販売戦略を行うことが、これからの繁忙期を勝ち抜くポイントとなるでしょう。
プライムコンセプトでは、ホテル・旅館の支援において1000施設以上の実績を持ちOTA集客の運用サポートも行っております。
集客でお困りのことがありましたらプライムコンセプトまでお気軽にお問合せください!
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※参考資料
・日本気象協会「2026年の気温傾向と熱中症傾向」
・JTB「2026年夏休み(7月15日〜8月31日)の旅行動向」2026年7月2日発表
・JR東海ツアーズ「シルバーウィーク|2026年秋の大型連休」
・トラベルボイス「HIS、夏休み予約がシルバーウィークへ分散」2026年7月7日
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