【第184回】WEBマーケティング インターネット徹底集客 (2017年の振り返り) 2018/01/09|コラム

弊社コンサルタントの内藤による週刊観光経済新聞のコラム。
2017年の代表的な事象について振り返っている。引き続きモバイルファースト・動画の活用・SNSが重要なキーワードであるが、大きな動きとしてAIなどのテクノロジーの活用が挙げられる。
しかし、お客様が旅をするという行為そのものはいつの時代も変わらないので、お客様を喜ばす努力は常に忘れず実行してほしい。

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【第184回】WEBマーケティング インターネット徹底集客 (2017年の振り返り)

早いもので、2017年も終わろうとしている。今号では、今年1年の振り返りを行いたいと思う。
宿泊施設不足と言われていた時代は懐かしく、今は都市部を中心に、どちらかというと供給過多に陥っている。
さらなる開業ラッシュを迎える最中にあって、都市部では生存競争が激しくなると予想される。
一方、地方においては、昨年の振り返りにおいて、インバンドが減少に転じた地域もあると述べたが、今年はさらにそれが加速し、海外ゲストに選ばれる地域とそうでない地域で明暗がくっきりと分かれた印象である。

また、WEBの世界は劇的な変化は少なく、モバイルファースト、動画の活用、SNS検索などが引き続き重要なキーワードになっている。
特にモバイルファーストの考え方は依然として重要であり、自施設のWEB戦略はスマホシフトしていかねばならない。
SNSに関しては、今年の流行語大賞が「インスタ映え」であったように、本コラムでも述べたフォトジェニック要素を意識したコンテンツ作りが今後、求められるであろう。
何はともあれ、まずはInstagramで屋号検索をすることからお客様目線の第一歩が始まるので、実施してみて欲しい。
もう一つ、今年の大きな動きとして挙げるのであれば、テクノロジーの活用が宿泊業界にも及んできたことであろう。
AIを活用したお問合せコンテンツや料金提案機能などは既に実現しており、VRを用いた宴会場の閲覧なども既に実装化されている。
テクノロジーの進化は止まらないので最新の情報をキャッチして、自施設に活かせるものは活用していく他ない。

「メタサーチの台頭」「新興OTAの伸長」「民泊と宿泊施設の融合化」など見逃せないキーワードもあるが、今回では代表的な事象について振り返りを行ってみた。

くどいようであるが、時代が移り変わり、テクノロジーが発達しても旅をするという行為そのものは変わらず、結局はその施設に満足したか否かが一番大事であるので、お客様を喜ばす努力だけは常に忘れずに実行して頂きたい。

(株式会社アビリティコンサルタント・株式会社プライムコンセプト 内藤英賢)

【週刊観光経済新聞様】HP

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