【ホテル・旅館】今夏の振り返りと来年への対策 2025/09/04|スタッフブログ

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【ホテル・旅館】今夏の振り返りと来年への対策

2025年も9月に入り、暦の上では秋となりました。
連日猛暑が続いておりますが、今夏の振り返りと来年への対策について本日はお届けいたします。

■振り返り(プラス要因)

まずプラス要因として挙げられるのがイベント系です。
夏の風物詩である「花火」や「夏祭り」については例年通りの人気を誇っており、
阪急交通社が発表した「2024年日本の祭ランキング」では、第一位に「東北四大夏祭り」がランクイン!

ツアー参加者数も前年より増えていることもあり、祭への関心については国内外問わず
揺るがない人気を保っていることが伺えます。

※対象:阪急交通社による2024年7月1日~9月30日開催の夏祭りツアー
発着地:発着地問わず

※阪急交通社トレンドニュース参考:https://blog.hankyu-travel.com/newsrelease/2025/06/natsumatsuri-2025.php


また、8月の平均気温が観測史上過去最高である41.8度を記録した今年の夏。
心身ともにまいってしまうほど連日猛暑が続いておりますが、その猛暑により恩恵を受けた施設様もございます。
それが「滞在型ホテル」です。



上記は楽天トラベルの全国売上ランキングになりますが、ランクインしている施設様のほとんどが
・プールやキッズコーナーなどの館内アクティビティを備えている
・オールインクルーシブやサービスが充実している
ということから「館内で完結できる施設」が今夏の旅行者のホテル選びの基準であったことがわかります。

■振り返り(マイナス要因)

今年は2025年の一大イベントである「大阪・関西万博」や今年7月にオープンした「JUNGLIA OKINAWA」の影響で、
中々集客が伸び悩んだ施設様も多かったかと思います。

大阪エリアについては一人勝ち状態で好調に推移しておりますが、
お隣の有名温泉地である城崎温泉等については、近場だから恩恵を受けているかと思いきや
逆に大阪にとられている形で昨対を下回る厳しい結果となっておりました。

他温泉地についても下記図の通りで昨対割れはせずとも、入れ込みも鈍く苦戦した夏だったかと思います。

※8/15算出時点



さらには、プラス要因としてご紹介した猛暑の影響は甚大で、多くはマイナスに働くことが多かったかと思います。

一例として挙げられるのが夏のレジャーの定番スポットでもある海水浴場です。
全国の砂浜は地球温暖化が響き2050年には半分近くが消えるとの予測も出ておりますが、

愛知県の内海海水浴場では昨年利用者がピーク時の10分の1以下になるなど、本来は恩恵を受けそうなレジャーにおいても
大打撃を受けていることが伺えます。


※Yahoo!ニュース・中京テレビ参照:https://news.yahoo.co.jp/articles/7eb3cbdee0071e117ff19b0bd5ae20151dcb169d


また、物価高等も影響もあり、夏の人気旅行先のランキングの上位には
人気温泉地を抑えて「アウトレットモール」がランクインしているなど、宿泊業界自体も弱まっている傾向にありました。

※日本ダ・ダ・ダ大移動|この夏の急上昇観光地47都道府県一斉調査参考:https://www.ntv.co.jp/topics/articles/19skg4bwbmc7nxcbx3.html

■来年の対策

東日本エリアについては大阪・関西万博の影響も甚大でしたが、
2025年の夏の不調の要因はなんといっても、全国共通で「暑さ」がかなり大きかったと考えられます。

年々増す暑さは観光客の減少はもちろん、特に温泉地の魅力を低下させる可能性があります。
そのため、来年から行うべき施策として挙げられるのは「涼のアピール」です。

世界的に温暖化が進む中で、避暑地などで快適な夏を過ごす「Coolcation(クールケーション)」が活発化しています。
2024年の旅のトレンドにもなった造語ですが、今年の夏はまさにクールケーションを求める声は多かったかと思います。

一例として、今夏「Coolcation(クールケーション)」をうまく取り入れていた施設様をご紹介いたします。

<星野リゾートグループ>
標高800メートル以上に位置する施設をプレスリリースやHP内「季節の体験」ページにて紹介しています。

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001603.000033064.html
季節の体験:https://hoshinoresorts.com/jp/categories/wtels975sq2/

<美ケ原温泉 翔峰様>
HP内に「翔峰の夏」というバナーを設置し、ランディングページを制作しています。
夏の過ごし方やイベント、サービスも記載されていて旅行意欲を向上させる構成がなされています。

翔峰の夏:https://www.hotel-shoho.jp/special/summer/


また、JR東日本でも「避暑旅」と冠した広告を駅構内に多く掲載しています。

JR東日本参照:https://www.jreast.co.jp/hishotabi/

■まとめ

涼をアピールしたくとも「高原ではないから」「盆地だから」ということで打ち出し方に悩まれた施設様もいらっしゃるかと思います。

ですが、例年の猛暑により、「30度以下を下回っている地域については避暑地」としてJR東日本のポスター内でも案内されていますので、
自施設のエリアは暑い、と思われている施設様でも都内や他地域に比べると
避暑地に該当する過ごしやすい気温の可能性もありますので、是非一度ご確認くださいませ。

また、気温だけではなくサービス内容で涼を打ち出すことも可能ですので、
お客様の目にうつるように前述した翔峰様のような専用ページ制作も大変効果的かと思いますのでご検討ください。

予算の関係上、難しいという施設様もいらっしゃるかと思います。
その際は、HPの新着情報や各OTAのお知らせ・フォトギャラリーを充実させるだけでも
「涼」を前面に打ち出すことは可能ですので、是非出来る範囲でお試しいただけるとよろしいかと存じます。

もちろんプールやドリンクインクルーシブ等引きの強い設備等がある施設様におかれましても、
宝の持ち腐れにならないよう、キャッチコピーや施設名称に入れ込んで発信することをお忘れなく!


その他ご興味やお困りごとや施設の魅力の打ち出し方、フォトギャラリーの整備のお手伝いなど必要でしたら
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