【第191回】WEBマーケティング インターネット徹底集客 (WEB集客最前線(日帰り施策)) 2018/05/07|コラム

弊社コンサルタントの内藤による週刊観光経済新聞のコラム。
日帰りと一口に言っても「団体昼食」「個人会食」「食事のみ」「客室使用+食事」「立ち寄り入浴」など様々な形態がある。
自施設にとってのメリット・デメリットを考えた上で、最適な形になるよう見直しをしてみてほしい。

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【第191回】WEBマーケティング インターネット徹底集客 (WEB集客最前線(日帰り施策))

今号では日帰りについて考えてみたい。
日帰りと一口に言っても、「団体昼食」「個人会食」「食事のみ」「客室使用+食事」「立ち寄り入浴」など様々な形態があるが、大事なことは、どのターゲットに向けて、どの項目を実施するのかを、きちんと意思決定する事である。

というのも慢性的な人手不足で、昔のようにあれもこれもと手出しができない状況だからである。
昨今では、やはり「個人会食」をやめて、ある程度まとまった人数であれば、料理人とサービススタッフを配置しても、採算が合うと判断して、「団体昼食」のみ受け入れるという施設が増えてきているように見受けられる。

半面、近くに都市部などの商圏を持つエリアの施設では、「個人会食」で、まだまだお客様を呼び込めているところもある。
また、「個人会食」を止めても「立ち寄り入浴」は人手がかからないので、実施しているという施設もある。立ち寄り入浴自体の売上ももちろんのこと、売店などの館内売上アップも狙いの一つである。
色々なケースを紹介したが、自施設にとってのメリットデメリットを考えて、最適な形を考えて欲しいと思う。もちろん日帰りを止めるというのも大事な意思決定である。

狙うべきターゲットと形態を定めたら、次に行うべきはPRである。
日帰りプランの造成や、HPでのコンテンツの制作や整理が必要となる。
宿泊に比べると、日帰りのコンテンツの整理や見せ方はなおざりになっている感は否めない。
もちろん宿泊がメインになるのではあるが、やると決めたらやれるべき施策は取らないと、中途半端に終わり、日帰り=お客様が来ないというようなネガティブな印象のままになってしまうのは勿体ない。
また、HPでのアピールだけでなく、OTAや体験型のポータルサイトなど、今は日帰りコンテンツを露出できる販路が多数存在しており、そちらにも掲載をして、露出を図るのも一考に値する。
比較的、中途半端なまま放置されている日帰りというコンテンツをこれから良い気候になり行楽シーズンへと移り変わる中で、見直してみるのも一つかと思う。

(株式会社アビリティコンサルタント・株式会社プライムコンセプト 内藤英賢)
 

【週刊観光経済新聞様】HP

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