【ホテル・旅館】卒業旅行・学生旅行シーズン!冬の閑散期対策に有効な取り組み 2024/12/05|スタッフブログ

今年の年末年始は最大9連休となり1年の中でも1番の繁忙期になりますが、
年末年始後の3連休〜3月下旬の春休みまでは閑散期に入る施設様も多いのではないでしょうか。

この時期の集客の要の一つとなるのが「学生」のお客様です。
卒業旅行・学生旅行のハイシーズンは2月〜3月になりますが、12月・1月からすでに卒業旅行や学生旅行の予約は動いており、「学生」を集客するために早めの対策が有効です。
そこで、令和の卒業・学生旅行の傾向と今から取り組むべき対策をご紹介します。

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【ホテル・旅館】卒業旅行・学生旅行シーズン!冬の閑散期対策に有効な取り組み

■はじめにー学生をターゲットにするメリット

今回は主に大学生をターゲットとした取り組みについて考えていきますが、なぜこの閑散期に学生をターゲットに集客戦略を練るのが得策なのでしょうか。

●学生の春休みは約2ヶ月と長い 
大学生は早くて1月下旬〜春休みに入り、4月上旬までと約2ヶ月の間が休みとなります。
特に4月から新社会人となる学生はすでに単位を取り終わり、最後の学生生活を思う存分楽しむ期間でもあります。
また、長期休暇中で自由度が高い学生は混雑する週末を避け、リーズナブルでお得に旅行ができる平日を狙って予約を取る傾向があります。

このように学生の旅行需要が高まる期間がホテル・旅館の閑散期に当たるため、「学生」のお客様をターゲットに定めることは稼働対策に有効となります。

■令和の学生旅行のトレンド

皆様のホテル・旅館に「最近まで学生だった」という若い世代のスタッフが在籍されていれば、近年の卒業・学生旅行のトレンドを聞いてみると集客のヒントを得られると思います。
今後卒業旅行・学生旅行に力を入れたい施設様は、若いスタッフの方と一緒に考えてみてください!

今回はマイナビが2023年12月に実施した調査を元に令和の学生旅行のトレンドをつかんでいきたいと思います。

①グループサイズが大きい傾向=単価UP

Q.卒業旅行は何人で行くか?という問いに対して「2人」が最も多く33.9%、続く「4人」が25.9%、「3人」が19.9%、さらに「6人以上」が11.1%とグループサイズが大きくなるのが特徴となります。


出典:マイナビ『卒業旅行の実態を調査!男女で異なるSNSの使い方、平均予算や誰と行くかまでを徹底解説』

例えば「人数が多いほどお得」となる学生向けのプランを販売し、グループサイズと室単価UPを狙っていきましょう。

②卒業・学生旅行に何を求めるか

卒業旅行で最も重視していることは「友人や家族との時間の共有」が最も多く33.2%、続く「観光スポット」が23.1%、「現地の食事」が14.3%と卒業を前に大切な人と過ごす時間を重視し、体験したものを共有することを大切にしていることがわかりました。


出典:マイナビ『卒業旅行の実態を調査!男女で異なるSNSの使い方、平均予算や誰と行くかまでを徹底解説』

そこでしかできない体験や、思い出に残るものとしてどんなサービスを提供できるか今のうちから準備しておきましょう。

③卒業・学生旅行の情報収集方法

卒業旅行の情報は1番なにで調べますか?という問いに対して、宿泊先を「Instagram」で調べる割合が15.6%、「まとめサイト」が16.9%、「ウェブメディア」と「公式ホームページ」が16.0%と複数のツールを使って情報収集をしている方が多いようです。



 出典:マイナビ『卒業旅行の実態を調査!男女で異なるSNSの使い方、平均予算や誰と行くかまでを徹底解説』

OTAで学生向けにプランを販売するだけでは学生に向けてのアプローチが十分ではなく、InstagramなどのSNSに情報をしっかり掲載することが重要となります。

■学生を取り込むために取り組むこと

最後に卒業・学生旅行の宿泊先として選ばれる宿泊施設となるために、どんなことを取り組めばよいか一例をご紹介いたします。

①学生に向けたキーワード・特典設定

多くの卒業旅行・学生旅行プランから自分の宿泊施設が選ばれるためには、学生が多く検索するキーワードや喜ばれる特典を盛り込んだプランを販売することが大切です。

例えばじゃらんで宿泊施設を検索する際の「キーワード」に着目して考えてみます。
TOP>宿名・キーワードから探す を見るとユーザーによく検索されているキーワードが入力例として出てきます。



例えば・・・
●「ディズニー」は多く検索されていますが、「TDL」「TDR」はあまり多く検索されていないようです。
実際に「ディズニー」で検索すると303件、「TDR」で検索すると49件しかヒットしません。
より多くのユーザーに見てもらうためには、キーワード選定も重要なポイントです。

●卒業・学生旅行に求めるものとして「観光スポット」も重要視されています。
春休みシーズンであればお花見スポットなども注目されると思いますが、「どこに行けば見られるのか」「ホテルからどのくらいかかるのか」「どのように行けばよいのか」をプラン内容やブログ等を活用して情報を盛り込んでみましょう。
宿泊施設からのアクセスや所要時間とともに観光スポットを紹介する画像などをフォトギャラリーに掲載するのも有効です。

===プラン内容一例====
■お花見スポット
・上野公園 ホテルより徒歩8分
・新宿御苑 ホテルより電車で10分(乗り換えなし)

■周辺人気スポット
・原宿/表参道 ホテルより電車で15分(乗り換えなし)
・東京ドームシティ ホテルより電車で30分(東京駅経由)
===============

ユーザーが知りたい情報が多く掲載されているサイトの方が閲覧数も多く、予約率も上がります。
さらに、キーワード選定をおさえた上で多くの宿泊施設の中から選ばれるために、「他社と差別化できる」特典やサービスを考えてみましょう。

【参考】卒業旅行に関連したInstagramハッシュタグ件数 (12/2時点)
 #卒業旅行 122万件
 #学生旅行 5.2万件
 #コスパホテル 1.9万件
 #コスパ旅 1.6万件
 #映えホテル 1.6万件
 #卒旅 7,863件
 #コスパ宿 7,365件
 #ガクタビ 1,198件

②受け入れ体制

前段で学生・卒業旅行の1つの特徴としてグループサイズが大きいことを挙げました。
そこで現場の負荷を少しでも軽減するために受け入れ体制にひと工夫してみましょう。

例えば・・・
●お食事を会席ではなく、大皿や舟盛りなどで提供する
 →インパクトの大きさで写真映えも狙えて、食事提供回数も軽減!

●特典を盛り込んでオールインクルーシブ
 →質より量の特典を盛り込み、満足度UPと体験することで思い出にも残る!


③日帰りプランの販売
特に主要都市からの立地がよい宿泊施設様は日帰りプランの販売も有効です。

例えば・・・
●グランピング施設はプチグランピング体験としてBBQランチサービス
 →気軽にできるグランピング体験としてBBQの思い出づくり 

●旅館は日帰り温泉入浴サービス
 →お部屋もお食事の提供もせず、大浴場と館内の共有スペースのみ開放し、よりリーズナブルに非日常空間でゆったり過ごす

宿泊だと時間もお金もかかりますが、日帰りプランの利用は気軽でリーズナブルにプチ旅行が楽しめるためコロナ禍を経て近年需要が高まっています。

■まとめ

今回は「学生」をターゲットとして冬の閑散期対策について述べてきました。
令和の卒業旅行・学生旅行のトレンドを理解し、学生の心をつかむには「お客様目線=学生」となって企画・施策を考えることがポイントです。
学生から選ばれる宿泊施設になるために12月の今から対策を練ることで、冬を一歩先取りしましょう!

プライムコンセプトでは、ホテル・旅館の支援において1000施設以上の実績を持ちOTA集客の運用サポートも行っております。
閑散期対策をはじめ、集客でお困りのことがありましたらプライムコンセプトまでお気軽にお問合せください!





 

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