【第325回】WEB集客最前線(2024年春休み~GWの動きについて) 2024/03/13|コラム
【第325回】週刊観光経済新聞掲載の、弊社取締役副社長 内藤英賢によるWEBマーケティング インターネット徹底集客の記事のご紹介です。
今回のテーマは、WEB集客最前線(2024年春休み~GWの動きについて)について。
今号では春の予約動向とGWの動きについて述べたいと思う。
昨今の春休みのシーズン状況
まずは春休み(3/22金~)であるが、昨年は全国旅行支援の駆け込み需要(結局、4月以降も延長されたのではあるが、一旦3月末までとされていた)があり、さらにインバウンドの回復が後押しして、全国的に非常に活況であった。今年は全国旅支援がないものの、春休みの予約状況は好調に推移している。さらにインバウンドであるが、こちらに関しては昨年を遥かにしのぐ来日者数が予想されており、春にインバウンドが活況なエリアは非常に好調に推移している状況である。
日本人の予約は春休みが終わる4月2週目になると、比較的落ち着いてくるが、インバウンドが強いエリアはそこも補強してくれている状況である。昨年も述べたが、今後の観光地において海外のお客様に選ばれるか否かは非常に大きな影響をもたらす。一方で選ばれたエリアでは、いわゆるオーバーツーリズムが課題として顕在化しつつあり、分散化が日本全体にとって望まれるところである。
2024年GWの注意すべき日
さて、話を元に戻すと続いてのポイントはGWである。今年のGWは2018年の時と似ているので参考にして頂きたいが、大きく分けると4/27~29の3連休と5/3~6の4連休の2波に分かれている。まずは何といっても5/3、4の2日間が突出した需要を誇っている。やや大げさに言えば、恐らく日本中が満室となるので料金レートは最高値を設定して、しっかりと利益を確保して欲しい。
続いて、4/27、28の3連休の最初の2日間の動きが良い。ここまでは順当な予測が立つと思う。続いて動いているのが、5/2>5/5の順番であり少し意外である。こら2日間のレートは注意深く見て頂きたい。高すぎると動きが鈍くなるし、安くし過ぎるとあっという間に埋まってしまう日程である。そして、4/29~5/1の3日間は全体的に動きが鈍いので、人気施設以外は一旦稼働優先施策をとったほうが無難である。特に宿泊特化型ホテルは出張需要もないので、稼働優先策をお薦めする。
例年のごとく例外はあるものの、全国の動きをお伝えしたので、参考になれば幸いである。
(株式会社アビリブ・株式会社プライムコンセプト 内藤英賢)
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