【第299回】インターネット徹底集客(2023年のホテル旅館業界の予測②~Web編) 2023/02/01|コラム

【第299回】週刊観光経済新聞掲載の、弊社取締役副社長 内藤英賢によるWEBマーケティング インターネット徹底集客の記事のご紹介です。
今回のテーマは、2023年のホテル旅館業界の予測②~Web編。

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【第299回】インターネット徹底集客(2023年のホテル旅館業界の予測②~Web編)

今号では、前回に引き続きホテル旅館業界のITやWEBに関する予測について述べたいと思う。前号同様に多分に主観が入った内容ではあるが、ご容赦いただきたい。
キーワードは、「SNS」「DX」「デジタルマーケティング強化」という三つを取り上げたい。

SNSは若い世代を中心に有効なプラットフォーム

まずSNSであるが、もはや言わずもがなのレベルであるが、「Instagram」「Twitter」に代表されるソーシャルメディアの総称である。
世界全体やアパレル小売業界では以前より注目されていたが、ホテル旅館業界もようやくSNSに注目が集まり、対応が始まったという印象である。昨今ではプラットフォームとしての存在感が高まっており、若い世代を中心に顧客を獲得するうえで欠かせないツールであるので、今年は「宿泊業×SNS」での取り組みについて別の機会でも取り上げていきたい。

DXはオペレーション改革とセットに

続いて、DXであるが、2021年の時にも取り上げたが、今年はさらに大事なポイントとなりそうなので、改めて挙げておきたい。
特に人手不足が深刻となった今、DXは解決策の一つとしてさまざまな場面で目にするようになってきた。観光庁の推進施策としても中心の一つに捉えられているので、補助金とあわせて導入チャンスとなる年になるであろう。
ただ、トランスフォーメーションという単語が入っている通り、単に導入しただけでは効果は薄く、きっちりとオペレーション改革とセットでなければならない。
例を挙げれば、自動チェックイン機を入れたが、「ご年配の方には人の接客がいる」という理由で、有人カウンターと併用した結果、どっちつかずの中途半端なオペレーションになり、かえって手間が増えてしまったということがあった。

デジタルマーケティングなしでは宿泊業界は成り立たない状況に

最後はデジタルマーケティング強化である。今さら感はあるが、コロナ禍で加速度的にオンライン化が進み、この流れはとどまることはない。集客面においてはWebやOTAやSNSに対するマーケティング強化、採用面でもIndeedや採用Webについてのマーケティング強化が必須であり、もはやデジタルマーケティングなしでは宿泊業界は成り立たない状況となった。
したがって、改めてデジタルマーケティングを最重要項目として捉えなおす必要がある。
(株式会社アビリブ・株式会社プライムコンセプト 内藤英賢)

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