宿泊業界デジタルトランスフォーメーション(DX)改革 ~ホテル旅館~ No② 2020/10/20|スタッフブログ

プライムコンセプト ホテル旅館コンサルティング事業部の林田裕也です。

今、宿泊業界の改革の起点として走り出しているホテル旅館のデジタルトランスフォーメーションについて
詳しく連載としてご紹介していきます。


■デジタルトランスフォーメーション(DX)が必要とされる背景とは?

デジタル競争の敗者=日本経済の崩壊が近い将来(2025年以降)で必ず起こってしまう現実・・・
日本経済自体に多額の損出が出る為、宿泊業界にも当然多額の損出の波が押し寄せる事は想像できます。

既に国際化社会でのデジタル化の遅れ、旧式の既存システムに頼りすぎた結果、情報がブラックボックス化、
更に経済の頭打ちが起こる事で、多額の損出が日本経済を襲う事が予想されています。
その損出額は、年間で最大12兆円にも達するとの結果が出ています。(2025年の壁)

この経済への損出が起こる背景には、デジタル化の遅れ、顧客行動変化への適応の遅れ、データ活用やシステム活用の遅れによる生産性の低さなど総合的な要因が影響しています。更に既存の業務スタイルを抜本的に改革する事が出来ていない事に繋がっています。

この状況を打破する為にも、既存業務の抜本的な「改革」と共に実施するデジタルトランスフォーメーション(DX)が必要になってきています。


<下記、経済産業省のレポートより抜粋>
多くの経営者が、将来の成長、競争力強化のために、新たなデジタル技術を活用して新たなビジネス・モデルを創出・柔軟に改変するデジタル・トランスフォーメーション (=DX)の必要性について理解しているが。。。

既存システムが、事業部門ごとに構築されて、全社横断的なデータ活用ができなかったり、過剰なカスタマイズがなされているなどにより、複雑化・ブラックボックス化 ・ 経営者がDXを望んでも、データ活用のために上記のような既存システムの問題を解決し、そのためには業務自体の見直しも求められる中(=経営改革そのもの)、 現場サイドの抵抗も大きく、いかにこれを実行するかが課題となっている → この課題を克服できない場合、DXが実現できないのみでなく、2025年以降、最大12兆円/年(現在の約3倍)の経済損失が生じる可能性(2025年の崖)。

参照リンク:経済産業省 デジタルトランスフォーメーション(DX)レポート



■世界のデジタル化において日本はどれぐらい遅れているのか?

スイスの国際経営開発研究所(IMD)が発表した「2020年世界デジタル競争力」ランキングで日本は、
2019年の23位からランクダウンの27位に転落。ちなみに1位はアメリカ、2位シンガポールとなり
5位に台湾、韓国は昨年より2ランクアップして8位となっています。

コロナ禍では、2020年2月にリリースされた台湾の「マスクマップ」もニュースになりましたが、
日本の厚生労働省が進める「接触確認アプリ」もなかなか国民に浸透しない現状が日本の遅れを表している様にも感じます。


引き続き、宿泊業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)について連載をしていきます。

新たな船出は、既に始まっています。
明日のサービス業界、宿泊業界、観光業界の新たな「光」を信じて。

プライムコンセプト
林田裕也


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