【第221回】WEBマーケティング インターネット徹底集客(低需要の土曜日対策) 2019/09/10|コラム

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【第221回】WEBマーケティング インターネット徹底集客(低需要の土曜日対策)

最大の商戦である夏休み&お盆期間が終わり、次なる商戦は秋の3連休に照準を合わせている施設も多いことであろう。
そこで、今号では、その中で見逃されがちな低需要日の土曜日の対策について考えてみたい。

低需要の土曜日は直近で振り返ると7月6日や7月20日のような日である。
この2日間の集客には苦戦した施設も多かったと思うが(今年は天候不順も重なりより顕著であった)、3連休や大型連休の前後の土曜日は傾向として、低需要になりやすい。

従って、先行で見ると、9月7日や9月28日のような土曜日は低需要になる可能性が高い。
もちろん、地域や施設ごとに傾向は異なると思うので、過去3年分くらいのデータを見てから判断をしてほしい。

低需要土曜日の対策において、一番大事な点は「低需要日の土曜日である」と「早期」に認識することである。
そうすることで、初期のレート設定や販売戦術も早期に手が打てる。
現時点で、9月7日の土曜日に、1年前から手を打っている施設と直近で慌てて対策を打つ施設では、雲泥の差が出るのは明らかである。

弱い土曜日であると認識した上で、打つべき対策は「価格設定」「プランの設定」「広告の設定」など多岐にわたる。
「価格設定」は一例で言うと、通常の土曜日より低需要なので、初期の段階で通常の土曜日よりお得な設定にしたり、競合より価格優位性を持たせたりすることで、早めに満室化を狙う手法である。

また、「プランの設定」は、集客プランを土曜日除外としている施設も多いと思うが、あえて販売することで、集客をする手法である。

そして、「広告の設定」であるが、広告を閑散期の平日に出している施設もあると思うが、実は一番効果が望めるのは、「お客さまの需要はあるが、全ての施設が満室になるわけではない」という状況下である。
低需要ではあるものの、土曜日という宿泊施設を探しているお客さまが平日よりは格段に多い日に自施設の広告が出れば、アクセス数増加や成約数のアップにつながる確率が高くなる。
結果、広告の費用対効果も上がるのである。

先行で2日間を取り上げたが、この先もまだ存在しているので、早めに察知して対策を打っておくことをお勧めする。

(アビリブ・プライムコンセプト取締役 内藤英賢)

【週刊観光経済新聞様】HP

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