【第112回】WEBマーケティング 広告予算の設定 2014/11/13|コラム
弊社社長の的場による、週刊観光経済新聞のコラム。
PPC広告についての連載中。今回は最も気になる広告予算の設定について。
クリックされるごとに設定した予算が消化されていく、というシステムを踏まえた注意点を解説。
今回はPPC広告の予算設定について解説する。まずコンバージョン1件当たりの獲得単価(CPA)を設定する。
1予約当たりの売り上げから売上原価や純利益を差し引いて算出する。
獲得単価に目標コンバージョン(CA)数を掛けた額が、1カ月当たりの広告予算となる。
広告管理ツールでは、日額単位で広告予算を設定するため、1カ月の広告予算を30日で割った金額が、
実際に設定に用いる日額予算となる。
また、獲得単価にCV率をかけた金額が、1クリック当たりの単価となる。
仮に獲得単価を3千円とした場合、目標CV数が10なら月額広告予算が3万円であり、日額予算は千円となる。
CV率は通常0.5%から3%程度であり、0.5%の場合は200回クリックされて1CVということになる。
CV率が0.5%の場合、獲得単価が3千円なら、1クリック当たりの単価は15円(獲得単価×CV率)、
月額広告予算3万円で2千回のクリック、10CVという計算にある。
日額予算を設定する場合、結果的に費用対効果を下げてしまうこともあるので注意が必要である。
PPC広告の仕組みとして、1日の予算に余裕がない場合、広告の表示を抑制するので、
ユーザーが検索してきても広告が表示されない機会損失となる。
この損失は、スポンサードサーチの場合は、キャンペーンのインプレッション損失率(予算)という指標で確認できる。
広告表示機会の総数のうち、予算が原因で獲得できなかった広告表示回数の割合として表示される。
このような場合は、日額予算は多めに設定し、キーワードの入札価格で調整する必要がある。
また、予算をしっかりと設定していても、アカウントの残高がなくなるとユーザーが検索した際に広告が表示されず、機会損失となる。
広告費用の入金方法は、クレジット支払いと銀行振り込みがあるが、振り込みはアカウントへの入金までに日数かかる場合もあるので、クレジットカードを登録しておくことをお勧めする。
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