【第21回】WEBマーケティング 素泊まりプランの効用 2010/12/02|コラム

週刊観光経済新聞にて、弊社社長の的場が「インターネット徹底集客」と題したコラムを掲載しています。

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【第21回】WEBマーケティング 素泊まりプランの効用

今回は、素泊まりプランの効果と造成のポイントについて述べていきたい。
素泊まりプランは下記の効果があるので、是非取り組んで欲しい。

第一に、低価格の素泊まりプランが増えることにより、価格帯の幅が広がる。
つまり、検索対策において有効な手段の一つとなる。
第二に、素泊まりで良いという顧客ニーズがあり、実需要を取り込むことができる。
ビジネス向けにとっても効果的である。
第三に、新規顧客との出会いの手段となる。
宿泊業は、常に新規顧客をどのように掴むかが勝負のポイントである。
門戸を広げることにより、新しい顧客層の掘り起こしが可能となる。
第四に、売りづらい部屋を売る手段として素泊まりプランが効果的に使える。
通常料金で売りにくいグレードの低い部屋があり、1泊2食付で販売しては価格が下がり過ぎる懸念がある際に、食事を外して安く販売する。
最後は、粗利益が残るという点である。経営上、重要な点だ。1泊2食付10,000円のプランと素泊まり8,000円のプランの粗利益を比較してほしい。

極論、空いている部屋があるのであれば、全て素泊まりで埋めてしまうべきである。
以上のような効果があるので、販売戦略において素泊まりプランは検討しなければいけない。
素泊まりプラン造成の最大のポイントは、価格の整合性だ。一泊二食から食事代を引くといった一律の設定ではいけない。
価格については、ターゲットを明確にしなければいけない。
1人向け素泊まりプランは、ビジネス向けプランと観光客向けプランでは内容が異なるだろう。
2人以上の素泊まりプランは、旅の目的によって内容が変わってくるだろう。例えば、釣りや登山、参拝などである。
カップル向け素泊まりプランについても、周辺の観光地によって旅の目的が違ってくるであろう。
素泊まりプランは、一律ではなく、それぞれの宿がお客様のニーズに合わせて造成してほしい。中期的に、必ず利益に貢献する。

(株式会社アビリティコンサルタント 的場弘明)
 

【週刊観光経済新聞様】HP

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