【ホテル・旅館】イベント集客で売上アップ!宿泊需要を逃さない売上最大化テクニック 2025/12/11|スタッフブログ

大型コンサートや人気イベントの開催発表後、ホテルがたった数時間で満室に。
そんなニュースが最近話題となりました。
コンサートや大型イベント開催時は、宿泊需要が一気に高まる絶好のチャンスです。

本記事ではこの現象をヒントに、マーケティング担当者がイベント集客時に宿泊需要を逃さず、売上最大化する実践テクニックをご紹介します。
 

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【ホテル・旅館】イベント集客で売上アップ!宿泊需要を逃さない売上最大化テクニック

①コンサート・イベントの情報収集の仕方

イベント開催時は宿泊需要が急増し、売上アップの大きなチャンスとなります。
しかし、そのチャンスを活かすためには、事前の情報収集が欠かせません。
情報収集が遅れると、価格戦略や販促のタイミングを逃すリスクがあります。
早めにイベント情報を把握することで、価格戦略や販促計画をスムーズに立てることができます。

【情報収集の具体的な方法】
情報収集のためによく使うサイトは、PCのブックマークで保存し、いつでも閲覧できる状態に整備しておくことをおすすめいたします。

〇公式サイト・イベントカレンダーをチェック
コンサート会場やイベントホールの公式ページには、開催予定が早めに掲載されます。定期的に確認するようにしましょう。

〇SNSの活用
X(=Twitter)やInstagramで「#ライブ」「#イベント名」などのハッシュタグ検索を行うと、開催情報やファンの動向を把握することができます。

〇チケット販売サイトの確認
チケット発売日や完売状況は、宿泊需要を予測する重要な指標です。
人気イベントは即完売するため、早期対応が必要です。

〇地域の観光協会・自治体情報
地域イベントや祭りの開催予定も宿泊需要に影響します。
観光協会のサイトや広報誌をチェックしましょう。

〇学会ポータルサイトの活用
「学会・研究会カレンダー」や「 日経メディカル-学会カレンダー」などから開催都道府県や開催施設などを検索できます。

【情報収集を効率化するツール】
Googleアラートで「コンサート」「学会」「イベント+地域名」を設定し、自動通知を受け取ることで効率よく情報をキャッチすることが可能となります。
こちらはコンサート・イベント情報だけでなく、どんなキーワードにも対応いたしますので、ぜひ試してみてください。
情報を受け取るタイミング・頻度も自由に設定が可能です。

▼Googleアラート
Googleアラートとは、ある特定のキーワードを設定しておくと、キーワードに関する最新情報をGmailメールなどに自動通知してくれるGoogle機能です。



【まとめポイント】
①情報収集は「スピード」が命。早めに把握して価格戦略・販促を先手で打ちましょう。
②SNSや学会ポータル、Googleアラートを組み合わせて、効率的に情報をキャッチしましょう。

②コンサート・イベント時の宿泊プラン戦略

イベント開催時は宿泊需要が急増し、通常期とは異なる価格戦略が必要です。
ここでは、売上最大化のために取り入れたいプランの出し方を解説します。

①返金不可プランの活用
今回のコンサートケースでも、ホテルを予約をしようとすると「返金不可プラン」のみを販売している宿泊施設様が多くありました。
イベント時はキャンセル率が低く、宿泊需要が非常に高いため、返金不可プランを設定することで収益の安定化が図れます。
また、予約者の行動として「とりあえず予約しておいて、後でキャンセルしよう」という行動を防ぐ効果もあります。

②割引プランを停止
イベント時は需要が高いため、早割・連泊割引・会員割引などは一時停止を検討しましょう。

③ 付加価値型プランで競合と差別化
単なる値上げではなく、イベント参加者が喜ぶサービスを組み込むことで、価格に納得感を持たせるのもよいでしょう。

(例)
会場までの送迎付きプラン
レイトチェックアウト・ロングステイプラン
ワークスペース付き(学会向け)

④価格設計や在庫・受け入れ人数などの細かい設定
コンサート・イベント・学会の情報をキャッチしたら、価格や在庫・受け入れ人数などを調整しましょう。
人気のイベントや大型のコンサートなどは、情報が解禁されたと同時に予約が爆発的に伸びるケースが多くあります。
料金ランクを高ランク帯に変更したり、人数カットをして部屋数に対してグループサイズを取れるように工夫しましょう。
また、敢えて在庫を小出しにしていただくことで部屋が売れすぎることを防ぐこともできます。

【まとめポイント】
①イベント時は「返金不可プラン」で確実な売上を確保しましょう。
②割引プランは停止し、付加価値型プランで競合との差別化をしましょう。
③価格・在庫調整をスピーディに行い、需要を逃さないようにしましょう。

③予約のアラート設定や料金コントロール

コンサートやイベント・学会開催時、宿泊予約は一気に動きます。
このとき、「安い料金のまま販売されてしまい、残室がなくなる」という失敗は、ホテル・旅館にとって大きな損失です。
本来なら高単価で販売できるタイミングなのに、対応の遅れで利益を取りこぼしてしまうケースは珍しくありません。
そこで役立つのが、サイトコントローラーなどの自動売り止め機能です。

なぜこの問題が起きるのか・・・?
 ・イベント情報解禁後、予約が急増するが、料金設定が通常期のまま。
 ・OTAや自社サイトで在庫が残っているため、安い料金で一気に売れてしまう。
 ・人手での価格調整が追いつかない。

解決策①​自動売り止め機能の活用

設定例:「残室数が○室以下になったら販売停止」
     「予約が○件入ったら一時停止」

(例)TLリンカーン設定箇所
TLリンカーンでは、「宿泊日が同一の予約が〇分に〇室以上発生した場合、売り止め」という機能が搭載されております。

各種設定>画面アラーム設定>販売状況アラームの設定>残室・販売状況アラーム設定>詳細条件の追加





(例)手間いらず 短時間予約発生アラート(手間いらず.NET2搭載機能)
TLリンカーン同様に、短時間に(任意で設定が可能)予約が急増した際に部屋タイプごとに自動売り止めすることが可能です。

解決策②:料金コントロール

設定例:「残室数が○室以下になったら料金ランクアップ」
      「チェックイン日が近づくほど料金を自動で引き上げる」

弊社プライムコンセプトのグループ会社「アビリブ」では、宿泊業向けレベニューマネジメント自動化ツールを開発いたしました。

abi-Revenue controller(アビレベニューコントローラー)
より少ない工数で、よりシンプルに、かつ成果にフォーカスした新しいレベニューマネジメント自動化ツールです。
「勘」と「経験」に依存しがちな「値付け業務」をロボットが日々の稼働率に応じて自動で価格を適用します。



abi-Revenue controllerを活用すれば、複雑なレート調整を自動化し、人的ミスや対応遅れを防止できます。
「残室数」「チェックイン日」「稼働率」などの条件に応じて最適な価格をロボットが自動で適用するため、担当者は戦略立案や販促に集中可能です。
“勘と経験”に頼らないレベニューマネジメントで、イベント時の売上最大化を実現しましょう。

ご興味がありましたらお気軽にお問合せください!

■まとめ

今回は「宿泊需要を逃さない売上最大化テクニック」ということで3つのポイントに分けてご紹介いたしました。
いますぐにできる施策もありますので、イベントが多いエリアの宿泊施設様は是非実行してみていただければと思います。

プライムコンセプトでは、ホテル・旅館の支援において1000施設以上の実績を持ちOTA集客の運用サポートも行っております。
集客でお困りのことがありましたらプライムコンセプトまでお気軽にお問合せください!

 

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