【第56回】WEBマーケティング ロングステイプランの活用法 2012/06/19|コラム
週刊観光経済新聞にて、弊社社長の的場が「インターネット徹底集客」と題したコラムを掲載しています。

今回のテーマは「ロングステイプランの活用法」である。
最近見かけることが多くなった24時間滞在プランや30時間滞在プラン等で、15時チェックイン、10時チェックアウトの基本滞在時間よりも長く滞在できるようにしたプランのことである。
ロングステイプランが流行っている背景には二つの理由がある。
一つは「実需」である。カップル、ご夫婦やファミリーを中心に「滞在先でのんびりしたい」「荷物を預けたまま観光し、最後に温泉に入って帰路につきたい」等の旅行パターンが増加してきたことに対応するためである。
ビジネスホテルでは、夜行バスの待ち時間までをターゲットにしたロングステイプランを売り出している施設もある。
もう一点は、高単価の宿泊プランを組みやすいという施設側の理由がある。高単価プランの造成が必須であることを再三述べてきたが、その中でも有効な手法がこのロングステイプランである。
なぜなら原価をほとんどかけずに宿泊単価を上乗せできるからである。
アーリーインとレイトアウトの定価分を上乗せすれば立派な高単価商品ができあがる。
このロングステイプランを利用したいくつかの具体的なプランとその期待効果を簡単に紹介したい。
①「朝寝坊プラン」・・・朝食をブランチにする特典等で、旅館の朝食は早いという不満を解消できる。
②「1泊3食プラン」・・・施設滞在時間を延ばし、付帯売上の上昇につなげることができる。
③「アーリーインで荷物預かりプラン」・・・例えば海辺の施設では、着替えやシャワーを使用できることを差別化要素として訴求することができる。
このように一口にロングステイプランと言っても切り口や顧客価値は多様である。
アーリーインやレイトアウトそれぞれに具体的な価値を付加して提案することが重要である。
上手く提案できれば、集客、収益性、顧客満足度の向上に大いに威力を発揮するプランとなる。
お客様とどんな価値の組み合わせが効果が高いのか、工夫を凝らして実践して欲しい。
(株式会社アビリティコンサルタント 的場弘明)
人気の記事
-

2025.11.06 スタッフブログ
【ホテル・旅館】OTAの宿泊税設定について_2025年11月改変
こちらは、OTAにおけるマーケティングや煩雑で面倒なプラン入力を一括管理で代行する「WEB集客サポートサービス」のスタッフが、宿泊施設様が気になっている情報や豆知識な...
-

2025.10.27 セミナー情報
【11/19開催】プライムコンセプトWebセミナー2025 〜プライムコンセプト×アビリブ 特別共催〜 「2025年インバウンド市場を攻略する集客メソッド&インバウンド需要が加速する時代の新接客戦略!AIチャットで“つながる・売れる”ホテルへ」
無料セミナーのご案内です。 セミナーは事前お申し込み制、参加費無料です。 ▼▼ウェビナー参加申し込みはこちら▼▼ https://zoom.us/webinar/register/WN_96yUe9wiS9eDg...
-

2025.10.30 スタッフブログ
【ホテル・旅館】宿泊費高騰でホテル難民続出!?注目を集めるカプセルホテルの世界
こちらはOTAにおけるマーケティングや煩雑で面倒なプラン入力を一括管理で代行する、「WEB集客サポートサービス」のスタッフが 宿泊施設様が気になっている情報や豆知識な...
-

2025.10.16 スタッフブログ
【宿泊業界のリアル】止まらぬOTAプロモ合戦!膨れ上がる販促費に、どう対処すべきか?
この記事では、宿泊施設のマーケティング・集客に関わる皆様に向けて、 いまOTAプロモーションの“戦国時代”がどうして生まれたのか? そして、これからどう対応していくべ...
-

2025.11.20 スタッフブログ
【ホテル・旅館】【中国の渡航自粛リスク】秋冬インバウンドに何が起きる?
こちらは、OTAにおけるマーケティングや煩雑で面倒なプラン入力を一括管理で代行する「WEB集客サポートサービス」のスタッフが、宿泊施設様が気になっている情報や豆知識な...

























