【第75回】WEBマーケティング 館内利用券付きプランの活用法 2013/04/17|コラム

週刊観光経済新聞にて、弊社社長の的場が「インターネット徹底集客」と題したコラムを掲載しています。

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【第75回】WEBマーケティング 館内利用券付きプランの活用法

今回は「館内利用券付きプラン」について述べたい。
まずは館内利用券についてであるが、これは文字通り館内で利用できる金券である。
お土産売店やお食事の際の別注料理やラウンジのコーヒーやその他付帯施設で使用できるものである。
金額の設定は施設により様々であるが、500円程度からで、1000円券が主流に見受けられる。
今回は、この館内利用券を利用したプラン造成について考えてみたい。

このプランの大きな効用は3つある。
まずは、お客様メリットである。
当然ながら、お客様には金券と認識され、館内利用券1000円であれば1000円分の価値を感じて頂ける。

第二の効用は第一の効用にも通じるのであるが、お客様には1000円分の価値を感じさせながらも施設としては1000円分の負担があるわけではないという点である。
お客様が1000円分の別注料理を頼まれたとしても、施設が負担する原価は1000円未満なのは、ご承知のとおりである。売価と原価の差益が有効に働いてくるのである。
したがって、集客効果を考えた際に、安易に値引きに走るよりはよい選択肢と言えるであろう。

第三の効用にして最大の効用は、付帯売上の上昇が狙える点である。
昨今、付帯売上の低迷に苦慮している点は、どの施設にも共通して言えることであろう。
その中で、この館内利用券を得たお客様は必ず館内で何らかの消費行動を起こす。
当然、1000円分以内に収めるお客様もいるであろうが、1000円を超過した実費を支払って、欲しいものや食べたいものを食べるというお客様も多いはずである。

付帯売上アップの絶大な販促効果が期待できるのである。
この際にポイントになるのは「当館おすすめ!館内利用券の賢い使い方」などの案内チラシを用意しておき、お客様が喜びそうで且つ、施設にとっても有効な使い方を意図的に誘導することである。
お客様満足度を上げられつつ、付帯売上上昇と集客効果を狙える館内利用券付きプランを是非、有効活用して欲しい。

(株式会社アビリティコンサルタント 的場弘明)

【週刊観光経済新聞様】HP

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