【第80回】WEBマーケティング シニアプランの活用方法2 2013/07/02|コラム

弊社社長の的場による、週刊観光経済新聞のコラム。
シニアの消費スタイル別に、価格訴求プランから高単価なプランまでバラエティを紹介。
室単価を上げるアイデアも。

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【第80回】WEBマーケティング シニアプランの活用方法2

今号では前号で取り上げたシニアプランの活用法をより具体的に考察していきたい。
シニアを十把一絡げにするのではなく、ターゲットを分けなければいけないことを述べたが、まずは価格訴求のシニアプランについて考察したい。

もっともポピュラーなものは「60歳以上限定」で1000円割引や10%OFF等のパターンであろう。
60歳以上の方のみを対象にするか60歳以上の方がグループにいれば全員に適用するかはどれだけの集客を見込むかによるが、大筋ではグループにお一方がいらっしゃれば適用というパターンが多いように思われる。
また別のターゲットに合わせての価格訴求型のプランもある。
具体的にはシニアのグループ旅行である。

女性3、4人というグループに代表されるように彼女たちは平日に安いプランで1年に繰り返し旅行に行くために価格訴求のプランと相性がよいのである。
一例としては「4名1室以上でお得な価格または特典付き(夕食時に飲み物やカラオケ等)プラン」等がある。
こうすることで、客単価を下げながらも室単価を上げられるので全体売上としてはプラスに働くのである。
一方、高単価シニアプランはどのようなものがあるであろうか。

言わば、シニア層の趣味の数だけあるというところであるが、「ライダーズ(ツーリング)プラン」や「歴史史跡巡りプラン」一風変わったところで「スポーツカーレンタルプラン」「人間ドック付きプラン」など、実に多彩にある。
こうしたプランはどうしてもニッチになってしまう傾向があるので、幅広いシニア層が興味を示す項目というのも考えておきたい。

代表的なところでは「孫を絡めたプラン」が挙げられるであろう。
お孫さんを交えた家族旅行応援、俗に言う「三世代旅行」は高単価なシニア層向けのプランとして有効である。
また比較的のんびり過ごしたい方も多いので、ロングステイプラン等も高単価プランとして造成できるであろう。
ここに挙げたのはほんの一例であるが、これからも増えていくシニアに向けて、様々な切り口で商品を開発していって欲しい。

(株式会社アビリティコンサルタント 的場弘明)

【週刊観光経済新聞様】HP

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