【第132回】WEBマーケティング HPの最新トレンド(客室ページを見直そう) 2015/10/09|コラム

弊社コンサルタントの内藤による週刊観光経済新聞のコラム。
公式HPで重要度が高い客室のページについて、掲載すべき情報や予約につながる工夫など、すぐにでも改善反映できる例を列挙。

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【第132回】WEBマーケティング  HPの最新トレンド(客室ページを見直そう)

前号より、時流に基づいたホームページ(HP)のコンテンツの見直しについて述べているが、今号では客室ページについて述べたい。
客室ページも閲覧数のトップ3に入ることが多い重要なコンテンツである。
しかしながら、最も工夫がされていない(裏を返せばしにくい)コンテンツであるとも言えるであろう。
客室は「あるがままの紹介しかない」という認識なので、どうしても写実的になってしまうというのが実情であろう。
その中でも上手く見せる手法を考察していきたい。

まずは前提として、客室における基本情報がきちんと掲載できているかを再度確認したい。
アメニティの種類、ドライヤーの有無など、細かい部分ではあるが、お客様は自分の持ち物を決める為に隈なく見ていることが多いので、きちんと掲載することが大事である。

次に客室名であるが、宿泊プランでの客室名やOTAとの客室名を合わせておくことをお勧めする。
お客様がOTAを見た後で、HPの閲覧に来るという動線がある以上、そこで客室名が変わっていると自分が泊まろうと思っていた部屋がどの部屋だったのか分からなくなり、お客様にストレスを与えることになりかねない。
意外と忘れがちなのが、予約導線の確保である。お客様がこの部屋に泊まりたいと感じた客室に付近に「この部屋のプランを見る」等の導線を設置して、対象客室で泊まれるプランだけを表示させればお客様はストレスなく、探すことができる。

また、客室ページにおける見せ方の数少ないテクニックであるが、「上位客室ほど紹介面積を大きく、且つ良く見せる」というものがある。上位タイプの客室を持つ施設に限られるが、上位タイプの客室に少しでもお客様が興味を持つような仕掛けをHP上からも実施している。
最近では、以前にも紹介した動画を設置し、周りの景色なども含めて魅せる努力をしている施設もある。
閲覧数の多いコンテンツだからこそ、工夫をして、自施設の客室が良く見える方法、より上位の客室をお客様が選んで頂ける方法を模索していきたい。

(株式会社アビリティコンサルタント・株式会社プライムコンセプト 内藤英賢)

【週刊観光経済新聞様】HP

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