【ホテル・旅館】OTAプロモーション、参加すべきはどれ?<楽天トラベル編> 投稿日:2026/09/24|カテゴリ:スタッフブログ

OTAのプロモーション、皆さんはどのように選んでいますか?

「キャンペーンが多くて、結局どれに参加すればいいのかわからない……」
そんなホテル・旅館の予約担当者、レベニューマネージャーの方も多いのではないでしょうか。

主要OTAのプロモーションを取り上げ、「結局、どれに参加すべき?」を施設側の目線で整理していきます。
今回は【楽天トラベル編】。

楽天トラベルで展開されるさまざまなプロモーションを、「どんな施設・販売状況なら参加するべきか」という視点から考えてみます。

 

  • ツイート
  • facebookシェア
  • B!はてブ
  • G+ google+
  • Pocket

【ホテル・旅館】OTAプロモーション、参加すべきはどれ?<楽天トラベル編>

まずは知っておきたい、楽天トラベルのプロモーションを整理

「セールプラン」「ポイントUP」「クーポン」「リスティング広告」など様々あるプロモーションのうち、まずは「クーポン」にフォーカスしてご紹介いたします。

■楽天トラベルの「クーポン」には2種類ある
じゃらん編でもご紹介しましたが、楽天トラベルも同様に、「自社設定型クーポン」と「企画型クーポン」の2種類のクーポンがあります。

種別         条件・発行のタイミングの設定者    掲載場所                 
自社設定型クーポン  施設様                検索結果一覧・宿・プラン詳細など
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
企画型クーポン    楽天トラベル             楽天トラベルTOP特集ページ・検索結果一覧・宿・プラン詳細など
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

自社設定型は施設側で自由に条件を組める分、運用の手間がかかります。
一方の企画型クーポンは、楽天トラベルが用意した特集に「エントリーするだけ」で参加できる手軽さが特徴です。

ここまではじゃらんと同じです。ここからは、じゃらんと楽天のクーポンの違いに触れておきましょう。

一番の大きな違いは、じゃらんは定額であるのに対して、楽天は定率のクーポンになります。
またじゃらんでは、クーポン利用時にクーポンを別途獲得しなければならないのですが、
楽天のクーポンは基本自動取得になります。
つまり、自社設定型・企画型に限らず、クーポンの視認性は高く、利用率も高くなる傾向があります。

楽天では、自社設定型・企画型によって、クーポンの発行手数料も異なります。
自社設定型…3% 企画型…5%

そのため、手数料軽減のために、企画型で実施しているクーポンを自社設定型に切り替えるのも、一つの選択肢です。

■ 楽天の主な企画は3つ
現在楽天が提供している企画型クーポンは、大きく2パターンあります。(2026年9月16日時点の情報)
 ※今後プロモーション内容に変更がある場合がございます。

・楽天スーパーSALE
 年4回の大型セールで、楽天エコシステム全体からの爆発的な認知・予約獲得が期待できます。

 国内・IB20%割引&楽パック12000円割引(除外日なし) 
 国内・IB20%割引&楽パック6000円割引(連休除外) 
 国内・IB10%割引&楽パック3000円割引(除外日なし) 
 国内・IB10%割引&楽パック3000円割引(連休除外) 
 国内・IB5%割引&楽パック1500円割引(除外日なし) 

・シーズンセール
楽天スーパーSALEのない月、近年はほぼ毎月何かしらのセールが行われています。
直近10月はオータムSALE、11月は秋冬SALEが開催されます。→自動継続購入が適用?
 
※券種はスーパーSALEと同様

・5と0のつく日&スペシャルクーポンweek
 楽天トラベルの看板プロモーションです。高単価な宿泊施設やレジャー宿で高い成約率を誇ります。
 なお今年から、5と0のつく日の単独参画は不可となり、月末に行われるスペシャルクーポンweekとの同時申込かつ、毎月自動継続に変更となっております。
 楽天原資のリワードクーポンも含めた掛け合わせで、最大30%OFFの訴求力が魅力です。

 【5と0のつく日】10% & 【スペシャルクーポンWeek】20%
 【5と0のつく日】10% & 【スペシャルクーポンWeek】10%(除外日なし)
 【5と0のつく日】10% & 【スペシャルクーポンWeek】10%(連休除外)

参加する券種の割引率に応じて、楽天トラベル原資のリワードクーポンが追加で付与されるため、その掛け合わせでユーザーにとっては大きな割引を受けることができるのが、楽天の大きな特徴です。

そのプロモーション、本当に参加するべき?判断のポイント

ここまで見てきたように、楽天トラベルのクーポンは、種類によって手数料も条件も異なります。
「割引率が高いから」「なんとなく人気らしいから」で参加を決めてしまうと、想定外のコスト負担や機会損失につながりかねません。
これだけ種類の多いクーポンの中で「どれに参画すべき?」「そもそも参画したほうがいいの?」と感じると思います。

特に楽天トラベルでは、クーポンの利用状況が分からず効果検証がしにくいため、とりあえず割引率の高いものに参画、は危険もはらんでいます。

参加を判断する際は、次のポイントを確認しましょう。

ポイント  ​「繁閑サイクル」、そして「ターゲット層」に合っているか

じゃらん編でお伝えした通り、じゃらんは獲得したいADR層によりどの券種に入るか、の選択が重要になりますが、
楽天は定率クーポンなので、ADR層の棲み分けはできません。

つまり、高単価のユーザーだけ取りたい、平日のボトムだけ取りたいといったアプローチができないのです。
そのため、楽天の企画型クーポンにおいては、唯一コントロール可能な、除外日なし or 連休除外の選択が重要となります。

「連休・特日に割引は本当に必要か?」
当然ながら、ADRが高ければ高いほど、クーポン額は上がっていくため、その分販促費は大きくなります。
早めに在庫が無くなってしまったとき、「これはキャンペーンがあったから満館にできたのか…?」 とならないように、選択をしていく必要があります。

もちろん、年末年始や連休も稼働に苦戦している場合は、除外日なしに参画した方がいいでしょう。
さらに言えば、もし稼働にはそこまで困っていないが、単価を上げたい・平日だけ欲しい、という施設様であれば、
企画型ではなく、自社設定型で取りたい日程や単価・人数に絞って発行した方が、効率的に予約獲得ができるはずです。

続いて、ターゲット層です。
楽天の5と0のつく日は、本来は温泉宿や高級宿向けの施策でした。その流れで、今もこの対象施設では、楽天原資のクーポンが上乗せされるなど、メリットが大きくなっています。
そのため、上記のポイントを踏まえてもなお悩まれている、温泉宿や高級宿の施設様であれば、5と0のつく日の参画をおすすめします。

このように、自社型と企画型で手数料率が異なる楽天では、必ずしも企画型に入ることが正解ではないことがあります。
そのためには、自施設の課題を正確に捉えておく必要があります。

ポイント 「宿カルテ」を活用する
今年より、販売実績に加え、エリアの推移やオンハンドデータ、口コミなどの分析レポートが集約された「宿カルテ」がリリースされました。

エリアとの売上オンハンドの比較や、日別の売上が確認できるので、是非参考にしてみてください。
 

【番外編】その広告費、本当に効果的に活用できていますか?

これまで<楽天トラベル編>として、「クーポン」を整理してきました。
番外編として、少し視点を引いて「広告」を効果的に活用できているか?を考えてみましょう。

特に楽天トラベルでここ最近話題になっている広告が、「ボーナスプログラムブースト」と「指定日ブースト」です。

・ボーナスプログラムブースト
楽天トラベル独自の会員プログラム「ボーナスプログラム」の追加オプションです。
参加料率を5%以上に設定すると自動適用され、楽天トラベルページ内での露出強化に加え、楽天原資の常設特別クーポンが発行されます。

ざっくり言うと、ボーナスプログラムの強化版です。特にこの常設特別クーポンは、前段で紹介した5と0クーポンなどと併用が可能なので、ユーザーは更なる還元を受けることができます。

こちらは、中長期的に売上を最大化したいときに有効な施策です。
従来のボーナスプログラムでは、エリアの検索ボリュームが小さかったり、既に掲載順上位の施設には、あまり大きな費用対効果が得られませんでした。しかし、限定クーポンの登場により、転換率対策としても使えることから、そのような施設でも導入する価値が生まれています。
ただし、その分の手数料負担も考えなくてはなりません。全ての予約に+5%の手数料が加算されるため、実施するにしてもその効果検証はかなり重要となります。

また毎月自動継続であることにも注意が必要です。

・指定日ブーストプロモーション
施設側が「促進したい宿泊日(掲載期間・宿泊期間)」をピンポイントでカレンダーから指定できる成果報酬型プロモーションです。利用すると、楽天トラベルの「日付指定検索ページ」の最上位カルーセル枠への掲載や専用ラベルの追加による露出強化と、指定日限定のクーポン(ライト5%/スタンダード10%/プレミアム15%)が自動発行されます。

全部の予約が対象になってしまうボーナスプログラムブーストに対して、一部の日程に特化したものがこの指定日ブーストになります。こちらも露出強化に加えて、併用可能な限定クーポンが発行されます。

このように、毎年また新たに、様々なニーズを捉えた広告が登場したり、従来の施策の内容変更があったりと、その情勢はあっという間に変化していきます。

まずはの自施設の状況を随時分析しておくことが何よりも大切です。
それを把握していれば、今後また新しい販促広告が登場しても、自施設にとってそれが必要なのか、不要なのかを判断することができるはずです。

■まとめ

楽天トラベルのプロモーションは、今後もさまざまな形で展開されていくでしょう。
大型セール、クーポン、ポイントUP、リスティング広告ー。
これらをすべて追いかけていると、予約担当者の業務もどんどん複雑になってしまいます。

だからこそ「キャンペーンがあるから参加する」ではなく、
「売りたい日があるから、そのためにキャンペーンを使う」という順番で考えることをおすすめします。
今回は、<じゃらん編>に引き続き、<楽天トラベル編>として楽天トラベルにフォーカスしてご紹介いたしましたが、また日を改めて<一休.com/Yahoo!トラベル編>もご紹介したいと思います!

プライムコンセプトでは、ホテル・旅館の支援において1000施設以上の実績を持ちOTA集客の運用サポートも行っております。
集客でお困りのことがありましたらプライムコンセプトまでお気軽にお問合せください!

お問い合わせはこちら

  • ツイート
  • facebookシェア
  • B!はてブ
  • G+ google+
  • Pocket

人気の記事