【第331回】WEB集客最前線(2024年夏の動向について) 2024/06/12|コラム
【第331回】週刊観光経済新聞掲載の、弊社取締役副社長 内藤英賢によるWEBマーケティング インターネット徹底集客の記事のご紹介です。
今回のテーマは、WEB集客最前線 2024年夏の動向について。
2024年夏の予約状況について、分かっている範囲での概況について述べたいと思う。
毎度であるが、お手元にカレンダーを用意して確認してもらいたい。
今年の夏休みは『8月10日~17日』が非常に好調
今年の特徴であるが、昨年よりも予約状況が全国的に良い。
昨年も悪くなかったことから、近年でもっとも予約状況が良い(早く入っている)状況である。
特に昨今の価格が上昇傾向にある中で、この動きは観光の力強さを感じる。
中でも、最も予約状況が良いのが、当然であるがお盆近辺を含む8月10日~17日の期間である。
とりわけ8月10日~12日の動きが良く、13日14日と続き、15~ 17日と弱まっていくイメージである。
ただし、8月16日や17日を前半よりも廉価に設定しておいてしまうと、一気に予約が入ってくるという施設も確認できている。
旅行者が非常に良く見ている証拠である。
昨年の動向から見る注意点
一点だけ気を付けておきたいのが、昨年7月の後半(すでに夏休みに入っていた期間である)が途中まで順調に予約が入ってきていたのだが、7月当月に入った途端に全く動かなくなるという現象が全国で観測された。様々な仮説が考えられたが、はっきりとした要因は不明であった。
今年は今のところ、昨年を上回るペースで予約が入っており、心配がなさそうには見えるが、一応昨年のメモとして頭の中には入れておきたい。
人手不足、夏の無理は禁物。持続可能な運営スタイルを。
そして、再び課題となりそうなのが人手不足であり、昨年もお伝えしたが一泊二食で全て取り切るのは難しい状況になっているので、計画的な休館や一泊朝食や素泊まりを交えたオペレーションを加味した予約の取り方が求められている。
夏に無理をさせすぎて、夏終わりに退職者が出てしまい秋の行楽シーズンにさらに人員が減ってしまったという話も聞いたので、持続可能な運営スタイルが求められる。
最後になるがインバウンド含めて全般的に予約が早まっている。スノーリゾートエリアでは既に年末年始が完売という施設も存在している。
予約管理者は大変であるが、先の先の状況を見る事が求められている。
(株式会社アビリブ・株式会社プライムコンセプト 内藤英賢)
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