＜全国旅行支援＞オプション販売と地域クーポン

＜全国旅行支援＞オプション販売と地域クーポン 2022/10/13｜スタッフブログ

こちらは、OTAにおけるマーケティングや煩雑で面倒なプラン入力を一括管理で代行する「WEB集客サポートサービス」のスタッフが、
宿泊施設様が気になっている情報や豆知識など様々な情報を提供する記事サイトです。

ついに始まった「全国旅行支援（全国旅行割）」。早々に極めて多くの予約が動いており、反響が非常に大きい事が分かります。今回は「オプション販売」と全国旅行支援にて配布される「地域クーポン」について、お話ししたいと思います。

オプションを販売する

予約プロ　などの自社予約システムを導入している施設様では、プラン予約時に追加で選ぶ「宿泊オプション」の販売が可能です。宿泊オプションで売れるものとして一般的なところでいうと、別注料理、ワイン／日本酒／その他ドリンク、ケーキ／お花／貸切風呂／エステなどのサービス、などがあげられます。

下記のメリットがあるため、一度見直しておくとよいでしょう。

・単価を上げるための販売機会を増やせる
・一部のOTA※以外はオプション販売機能がないため、自社HPに優位性がある
・お客様が好きなものを自由に選ぶことができる（幾分カスタマイズできる）

※OTAでは、一休.com がオプション販売可能です（案外盲点です）

ちなみにこのオプション販売は、「宿で提供可能な付加価値を売る」ということになりますので、単なる値上げではありません。全国旅行支援において、ちまたでは「便乗値上げ」という言葉も飛び交っておりますが、気にせず自信を持って取り組んで参りましょう。

オプションを見せる（訴求と認知）

通常オプションは、お客様がプランとその予算などをあらかた決めて必要情報の入力など予約を進めていく途中で表示されます。これもアップセル対策として有効ではありますが、もっと前の段階で予めオプションを見せたい場合には何が考えられるでしょうか？思いついたものを下記に記載しました。

・オプションをしっかり見せる専用ページを作る（特にお料理は写真が非常に重要です）
・ページを作成できない場合は、新着情報に掲載する
・プランの本文に専用ページ、ないしは新着情報の該当記事へのリンクをはる

※一休.com では、2つ目が「宿からのお知らせ」掲載により可能

これにより、オプションを予め知る→予約時に選べることを知る→プラン予約時に選択・追加して予約 というお客様の心理プロセスに合わせた導線が出来上がります。加えて、予約時にお選びいただけることを記載しておくと尚よいでしょう。是非ご検討してみてください。

地域クーポン

最後に、全国旅行支援で配布される「地域クーポン（平日3,000円、休日1,000円）」についてです。

地域クーポンは、前回のブログ「【第9回 WEB集客サポート】いよいよ始まる「全国旅行支援」売上最大化するために今すべき4つのこと」内でも述べていると通り、周辺飲食店やお土産屋など様々な場所で使用することができますが、自施設内で使用していただくのが最も望ましいのではないでしょうか？

その為に必要なのは「何に使うことができるのか」をしっかりと明記し、認知してもらうことです。上記のオプション対策は、クーポンが使えるもの／ことの訴求とその認知に寄与します。

地域クーポンもお使いいただけることを記載しておくとよいでしょう。自施設にとって、オプションとして予め売る、もしくは現地で地域クーポンを使用してもらう、いずれもプラスですので、是非ご検討してみてください。

※オプションは販売せずに、地域クーポンが使用できる一覧としてのみ掲載、でもよいでしょう。
とにかくプラスαの売上、付帯売上をあげるということが大切です。

上記はタビマエ対策です。チェックイン時に一覧チラシをお渡しするなどのタビナカ対策も有効です。

最後に

オプションを販売できるOTAが少ない為、上記で述べてきたことは基本的に自社HPで取り組めることの方が多いです。全国旅行支援が始まったばかりの今は非常に多くの予約が動いておりますので、予約の仕方／割引の受け方が分かりづらく煩雑なオペレーション／管理を必要とする自社予約よりも、その点で優位性のあるOTAに頼る局面かも知れません。

しかし一方で、各OTAが全力を注いでいることにより、自社予約比率が下がる懸念があるのもまた事実です。今最重視すべきこと／優先すべきこと、ご状況により都度最適な対策をして参りましょう。

プライムコンセプト 甲信越支店　押野

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