【第217回】WEBマーケティング インターネット徹底集客(2019年 夏) 2019/07/12|コラム
2019年夏の動きが少しずつ出始めたので、今号ではその概況について述べたい。
お手元にカレンダーを用意しながら、確認してもらいたい。全体論としては、18年のカレンダーと似ているので、参考にしてもらいたい。
休みのパターンとしては以下の3パターンが考えられる。
(1)8月10~12日までの暦通りの3連休パターン。これは最も短い休みのパターンである。
(2)8月10~15日までの3連休+お盆休みの6連休パターン。
(3)8月10~18日までの3連休+お盆休み+16日を有給休暇取得した9連休パターンである。
中でも、今年は有給休暇の義務化などもあり、パターン(3)8月10~18日の9連休が大勢と想定される。
18年も思い出してほしいのだが、8月11日(土)~18日(土)まで休みとなるパターンが最も多く、このパターンと需要が連動していたはずである。
特に現状では、最も多くの人が休みとなる8月11日の動きが突出してよい施設が多い。
そして、8月12、13日と続いている印象である。
一つ現段階では仮説の域を出ないのであるが、8月14日よりも8月15日の動きが良いという施設が見受けられた。
これは、恐らく8月15日以降は料金を8月14日までよりも一段落としている施設が多く、9連休の人々にとっては、同じ休みの中で安くなる8月15日を現在では選択しているのではないかという仮説である。
したがって、8月15、16日の予約状況が良いようであれば、即時に値上げを検討してほしい。
そして、昨年同様に注意が必要なのが、8月17日(土)である。これはGWにあった山なりの需要の法則からすると、需要が落ちる日に該当するので、注視が必要である。
(ただし、GWもそうであったが、入り口となる8月10日は高需要と想定される)
ここまでは、いわゆる観光型の需要の動きであるが、東京などの都市型の動きはまた異なるので注意が必要である。
端的に言えば、8月10、11日を頂点に右肩下がりに需要が下がっていくと想定される。
毎年のことではあるが、全国的に同じような傾向が見られる部分をピックアップしているので、プラスアルファで地域性を加味していただきたい。
ここから梅雨明けに向かって、予約が一気に動くので、毎日注意してほしいところである。
(株式会社アビリブ・株式会社プライムコンセプト 内藤英賢)
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