【第65回】WEBマーケティング 選択制プランの活用法

【第65回】WEBマーケティング 選択制プランの活用法 2012/11/02｜コラム

週刊観光経済新聞にて、弊社社長の的場が「インターネット徹底集客」と題したコラムを掲載しています。

今回は「選択性プランの活用法」について述べたい。
選択性プランは端的に言えば、お客様がプランの中身の一部分を選択することができるというプランである。
このプランの利点は大きく２点ある。

１つめは、お客様にとって選択する楽しみがあるという点である。
好きなものから何かを選ぶ行為がわくわくする体験は誰にでもあるであろう。

２つめは選択できるという付加価値によって単価を上げることができる点である。
（原価やプラン自体は変わらないのにも関わらずである。）選択性プランで一番、有効なのが「メイン料理をチョイス」というプランである。

つまり、ベースの会席やコースは同じで、メイン料理が自分の好きなものを選択できるというプランである。
相性がいいのがはやり肉系の料理と海鮮系の料理で選択できるプランであり、可能であれば１人ずつ違うチョイスができると良い。
カップルやご夫婦がメイン料理で別々のものを頼み、分けながら食事を満喫する姿は想像に難くないであろう。
また、派生プランで「メインの料理法が選べる」というプランもあり、こちらも有効である。
選択性プランの活用範囲は料理に限ったものだけではない。

様々な特典を付与したプランが乱立して、プラン一覧が分かりにくくなっている施設も見受けられる。
その際にそれら一連の特典をまとめてしまい、お好きな特典をお選びくださいプランとすれば、分かりにくくなっていたプランを整理できるだけでなく、「特典＋選べる楽しさ」を付与した１つの付加価値商品としての造成が可能なのである。
選択性プラン造成の際のポイントは、備考欄などに希望特典を記載いただくことであるが、もし記載なかった場合には指定の特定になる旨を記載しておくことをお勧めする。

そのことにより、特典を変えたい等の不要なクレームを未然に防ぐことができる。
料理や特典以外にも様々な選択性プランが考えられると思うが、是非ユニークな選択性プランを考案し、オリジナル商品を造成してみて欲しい。

（株式会社アビリティコンサルタント　的場弘明）

【週刊観光経済新聞様】HP

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