【第90回】WEBマーケティング リピーター限定プランの活用法 2013/12/04|コラム

弊社社長の的場による、週刊観光経済新聞のコラム。
一度泊まっていただいたお客様に再訪してもらうためのひと押しとして有効な、WEBを活用した低コストでのリピーター優待案の例を紹介。

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【第90回】WEBマーケティング リピーター限定プランの活用法

昨今、リピーター対策を強化する施設が増えてきている。
リピーターは既に一度、宿泊しているので施設のことを十分に理解しており、その宿泊経験をもってして再訪したいというお客様なので、ミスマッチングが起こりにくい有難いお客様である。
したがって、リピーターのお客様を増やしたいというのは当然のことであろう。

それでは、人がリピーターになる条件を考察していきたいが、その施設を気に入るというのは大前提であるので、条件には加えない。
もう一つ大きいのは「特別感」や「優越感」の演出がなされているか否かである。
誰しもが、贔屓のお店から「特別感」をメッセージとして打ち出されると、悪い気はせずに折を見て、もう一度行こうかという気持ちになる。
これを上手に演出していきたい。
かねてからの手法としてはDM(ダイレクトメール)やお誕生日優待券等があり、当然ながらこれらも引き続き有効な手法であることは間違いない。

しかしながら、現在のWEBの発達も上手く利用しつつ、実施を試みたい。
WEBでの実施の良い面は何と言っても低コストで実施できる点である。
具体的には例えば、HP上にリピーター様へというコンテンツを設置する。
そこにはリピーター限定プランや、限定情報が掲載されている。
そのコンテンツを見る為には専用のパスワードが必要であり、そのパスワードは宿泊した際にもらえるという仕組みである。種を明かせば、単純な仕掛けであるが、どれだけの施設が実施できているであろうか。

お客様目線で言えば、気に入った宿が数軒あり、悩む段階でこのようなリピーター様向けのサービスがあるとないとでは、最後の一手が違うことは想像に難くないであろう。
お客様はこうも思うはずである「リピーターに力を入れている宿なのであろう。
で、あれば再訪しても間違いがないな」と。国内の人口は縮小していく。
その意味でも、どれだけリピーターを増やせるのか、は重要な戦略になってくるので、是非取り組んでもらいたい。

(株式会社アビリティコンサルタント 的場弘明)
 
 
 

【週刊観光経済新聞様】HP

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