【第109回】WEBマーケティング コンバージョンの計測方法 2014/10/02|コラム
弊社社長の的場による、週刊観光経済新聞のコラム。
PPC広告についての連載中。
今回はPPC広告の成果を判定する指標であるコンバージョン(CV)の計測方法を解説。CVタグを取得し設置することで計測、つまり広告から予約につながったかどうかの計測が可能となる。
今回はPPC広告のコンバージョン(CV)の計測方法について解説する。
CVはPPC広告の成果を判定する重要な指標である。
PPC広告経由でHPを訪問したユーザーが予約システム、あるいは予約フォームから予約申込を行い、予約完了のページ、いわゆる「サンクスページ」が表示された場合に、CVとしてカウントする。
PPC広告の管理画面から、専用のCVタグを取得し、このタグを「サンクスページ」に設置することによりCVの計測が可能となる。
これを行なわないと、PPC広告を実施しても、広告から来たお客様が最終的に予約をしたのかどうかという一番大事な点が分からなくなるので、必ず設置をしておきたい。
また、意外と設置漏れをしている施設が多いので、一度確認してみることをお勧めする。
スポンサードサーチでは、複数のCVタグの取得が可能である。
「予約完了」や「お問合せ」「会員登録」など複数のタグの取得ができるので、各々の「サンクスページ」に設置することにより、異なるCVを計測することができる。PCとスマホ別のCV数を得ることも可能である。
CV数は、CVが発生した日ではなく、CVに至るきっかけとなったクリックが発生した日に、カウントされる。
後述するアナリティクス解析とはCVをカウントする日が異なる場合もある。
月単位でPPC広告の成果を集計している場合、前月のCV数が集計後に増えることもあるので、注意が必要である。
CVには「ユニークCV」と「総CV」の2種類がある。
「ユニークCV」は広告1回のクリックに対して30日以内に発生した全CV数のうち、最初の1回のみがカウントされ、「総CV」は全てをカウントする点が異なる。
PPC広告を開始した後は、まず広告が表示されているかどうかを確認し、次は広告がクリックされているかどうかを確認する。
そして予約(CV)が獲得できるようになったら、より多くのCVを獲得すること、すなわちCV率(CVR)を上げることがPPC広告本来の目的である。
CVRは転換率ともいい、クリック数に対して予約が成立する確率であり、CVRを上げることが多くの予約獲得につながる。
CVRを向上させる視点や戦略的な取組みについては、後の回で説明することとする。
乞うご期待。
(株式会社アビリティコンサルタント・株式会社プライムコンセプト 的場弘明)
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