【第187回】WEBマーケティング インターネット徹底集客 (世界の大型連休) 2018/03/20|コラム
弊社コンサルタントの内藤による週刊観光経済新聞のコラム。
増加するインバウンドに向け、今後は海外の大型連休も見逃せない時代が来る。
中国(中華圏)における春節(旧正月)以外にも、キリスト教圏のイースター、タイの旧正月にあたるソンクラーンなどがある。
自施設に属する地域において、影響のある国の大型連休をチェックし、今までと違った視点で戦略を立ててみてはいかがだろうか。
今年の2月は海外ゲスト(特に中華圏のお客様)が多かったという感想を持った施設も多かったであろう。
インバウンドが活況な地域では当たり前になりつつある春節の影響によるものである。
今号では増加するインバウンドに向けて、海外の大型連休について考えてみたい。
春節については、今さらではあるが説明しておくと、中国(中華圏)における旧正月のことであり、この日を起点にその前後で大型連休になる為、レジャーに出かける人も多く、日本においても宿泊業に影響を及ぼすという構図である。
ちなみに2018年は2月16日が春節であった為、2月15日~2月21日が連休期間となった。
したがって、この期間に中華圏のお客様が増えたのであれば、少なからず春節の影響があったと見てよいであろう。
世界情勢によって変化はあるものの、毎年中華圏からの海外ゲストは増加の一途を辿っており、春節は要チェックの休日になってくるであろう。
尚、2019年は2月5日が春節の為、その前後の2月4日~10日と予想されている。
(予想と述べているのは毎年、12月上旬頃に正式に休日が制定され発表される為である)東京等の都心部では既に予約が入り始めているホテルもあるので、今年影響があったと想定される地域や施設では、その動向に注意しておいて頂きたい。
このように、今までは日本の大型連休のみに注目していればよかったが、今後は海外の大型連休も見逃せない時代が来るであろう。
例えば、春節以外にもキリスト教圏のイースターは有名であるが、タイの旧正月にあたるソンクラーンという大型連休(ソンクラーン自体は大型連休という意味ではないが、便宜上そのように述べる)があり、タイのお客様が多い地域では、既に予約が入り始めている。
自施設や属する地域において、影響のある国の大型連休へのチェックはもちろんのことながら、日本では閑散期に当たるような日程でも、ある国では大型連休の場合もあるので、その地域に向けてプロモーションを仕掛けるというのも一つであろう。
是非、今までとは違った視点でカレンダーを眺めて、戦略を立ててみてはいかがであろうか。
(株式会社アビリティコンサルタント・株式会社プライムコンセプト 内藤英賢)
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