【第26回】WEBマーケティング オンラインカードの有用性 2011/04/04|コラム

週刊観光経済新聞にて、弊社社長の的場が「インターネット徹底集客」と題したコラムを掲載しています。

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【第26回】WEBマーケティング オンラインカードの有用性

今回のテーマは「オンラインカードの有用性」についてである。
予約経路別分析をしている施設にとっては既知であろうが、オンラインカード決済の比率が急速に高まってきている。

一つの時流である。設定のない施設は『オンライン決済プラン』を造成してみて欲しい。
オンラインカード決済の有用性はノーショウ対策になることである。それには2つの大きな効果がある。
一つは、ノーショウでキャンセル料を回収できずに泣き寝入りする、というリスクが皆無になるということだ。
定めた規定通りにキャンセル料が確実に回収できる。

二つ目は、オンライン決済のお客様からはキャンセル連絡が早く来る確率が非常に高い、ということだ。
キャンセル情報が早く来れば、宿泊施設はその部屋を再販売できる可能性が高まる。
このことは、特にインバウンド対策と繁忙期に効力を発揮する。
施設にとっては大きなメリットのあるオンライン決済だが、お客様にとってのメリットはない。
そこで、オンラインカード決済プランを売るためには、通常プランよりお得感のある価格設定が必要だ。
しかも早割が望ましい。

早割りで且つキャンセル時には支払リスクを負うために安くなるという論理だ。
お客様にとっても納得性が高い。
早割りオンラインカードプランは、施設からすれば先予約が次々に確定し経営の安定が望める。
余談ではあるが、海外宿泊サイト「エクスペディア」等はこのオンラインカード決済の論理で動いている。
繁忙期などは先んじてオンラインカード早割GWプラン等を販売し、一定数を確保するという施策が有効である。
オンラインカード決済プランの有用性について説いたが、逆に「現金限定プラン」も有用である。

宿泊単価が低いプランにカード手数料を差し引かれると経営上厳しい点から、現金限定プランを設定したい。
このプランは「現金限定だから安い」という論理の基で、通常よりお得に販売し、空いている部屋で粗利を一気に稼ぎたい直前日に有効となる。
お客様も施設も共にウィンウィンになるこの二つのプランを是非造成して欲しい。

(株式会社アビリティコンサルタント 的場弘明)

【週刊観光経済新聞様】HP

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