【第88回】WEBマーケティング 男の一人旅プランの活用法 2013/10/29|コラム

弊社社長の的場による、週刊観光経済新聞のコラム。
自分へのごほうびなどを目的としたゆったり系『一人旅』、最近では男性の需要が増えている。
そんな男性ニーズにあったプラン名やプラン内容を工夫しようと提言。

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【第88回】WEBマーケティング 男の一人旅プランの活用法

以前この連載でも「お一人様プラン」の活用法について述べたが、当時から比べると「お一人様」の中身も徐々に変化しつつあるようである。
おさらいであるが、お一人様には3種のターゲットがあることを述べた。
「自分へのご褒美等を目的とした『一人旅』のお一人様」「学生やバックパッカー等の安く泊まりたいお一人様」「ビジネス需要としてのお一人様」である。

この中で「一人旅」のお一人様に変化が表れているのである。
かつては女性が主流であった一人旅であるが、近年、男性の一人旅が増加しているのである。
男性の一人旅が男性の旅行形態の20%に及ぶというデータもあり、施設の生の声を聞いてもその傾向が顕著なようだ。
より詳しく現場の声を聞くと、意外にも30代、40代の男性で平日にいらっしゃる方も多いようである。

想像するにその年代の男性は仮に平日に休みができても、周囲の友人は家庭と仕事で忙しく、また既婚者の場合は子供がまだ小さかったり、共働きの家庭も多かったりで、友人や家族と共になかなか旅行に行けない事情もあるのではないだろうか。
したがって、この時代の流れに沿うように男性用の一人旅プランの造成をお勧めしたい。
前述したように「一人旅プラン」と言えば多くの施設では、女性をターゲットとして想定したプランが主流である為、そのままでは男性には買いづらい。

そこで、女性を前提とした一人旅プランを持つ施設であれば、特典を女性向けのものから男性向けに変え、プラン名を変えることでプランは出来上がる。
こうやって、まずは男性の一人旅を受け入れていることを示す必要がある。

後は、自施設に合った客層を捉えるために特典やプラン名に色々と工夫を凝らしてみたい。
よく見かけるのはビールやお酒をつけたプラン、首都圏ホテルで人気の高まりつつあるメンズエステやマッサージ付きプラン等である。
時代の変化を捉え、柔軟に対応していくことがマーケティングの基本である。
魅力的な男の一人旅プランを是非検討し実行したいところである。

(株式会社アビリティコンサルタント 的場弘明)

【週刊観光経済新聞様】HP

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