【第385回】WEB集客最前線 (地方へ向かうインバウンドを宿まで案内できるか) 投稿日:2026/11/02|カテゴリ:コラム

【第385回】週刊観光経済新聞掲載の、弊社取締役本部長 小林義道によるWEBマーケティング インターネット徹底集客の記事のご紹介です。
今回のテーマは、WEB集客最前線 (地方へ向かうインバウンドを宿まで案内できるか)について。

  • ツイート
  • facebookシェア
  • B!はてブ
  • G+ google+
  • Pocket

【第385回】WEB集客最前線 (地方へ向かうインバウンドを宿まで案内できるか)

第385回/WEB集客最前線 (地方へ向かうインバウンドを宿まで案内できるか)

前回は、訪日客のおよそ3人に2人がリピーターであることを紹介しました。今回は、そのリピーターが日本のどこを訪れているかに注目します。

令和8年版観光白書によると、2025年に三大都市圏を訪れず「地方部のみ」を訪問した人の割合は、初訪日客では8%にとどまる一方、リピーター(2回以上の訪日客)では29%に上ります。
また、外国人延べ宿泊者数のうち地方部が占める割合は33%にとどまり、東京・大阪・京都の3都府県だけで全体の58%を占めています。その地方部も、北海道・沖縄・福岡の3道県で約半分を占めます。それ以外の地方には、まだ大きな伸びしろがあるといえます。

では、こうした地方の宿はリピーターをどう取り込めばよいのでしょうか。まず見直したいのが、WEB上の「アクセス情報」です。
国際線が集中する大きな空港を持つ3道県と違い、多くの地方では二次交通が限られます。旅の目的から地域を見つけてもらえても、「最寄り駅からどう行くのか」が分からなければ、旅行者は予約をためらいます。不便さを隠さず具体的に伝えることが、かえって訪問のハードルを下げるのです。あわせて、手間をかけてでも訪れたくなる、その土地ならではの体験を伝えることで、不便さは旅の価値に変わります。
公式サイトの英語ページに「○○駅からバスで約30分」と書くだけでは十分ではありません。バスの本数や最終便の時刻、乗り場の写真、送迎の有無と予約方法、タクシー会社の連絡先まで示したいところです。Googleビジネスプロフィールの所在地や営業情報を整え、地図アプリから迷わず到着できるようにしておくことも大切です。
OTAの施設ページにも同じアクセス情報と駅やバス停の写真を載せ、予約後のメッセージで到着前に案内を送れば、到着までの不安も和らぎます。
宿に着いてからの移動手段も案内しておくと親切です。レンタサイクルの有無や、地元の体験先へ向かうバス・送迎の情報も載せておけば、車を持たない旅行者も滞在中の過ごし方を思い描きやすくなります。

白書でも、リピーターに地方を訪れてもらうことが地方誘客の鍵だと指摘されています。どれほど魅力的な地域でも、たどり着けなければ選ばれません。自社のWEBサイトは、遠くから訪れる旅行者を宿の玄関まで案内できているでしょうか。

お問い合わせはこちら

  • ツイート
  • facebookシェア
  • B!はてブ
  • G+ google+
  • Pocket

人気の記事