【第369回】WEB集客最前線 (SEOからAEOへ?AI時代のWEB集客最前線) 投稿日:2026/03/05|カテゴリ:コラム

【第369回】週刊観光経済新聞掲載の、弊社取締役本部長 小林義道によるWEBマーケティング インターネット徹底集客の記事のご紹介です。
今回のテーマは、WEB集客最前線  (SEOからAEOへ?AI時代のWEB集客最前線)について。

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【第369回】WEB集客最前線  (SEOからAEOへ?AI時代のWEB集客最前線)

今ある環境の中で情報を整備し、改善を重ねる

旅行者は、もはや検索窓だけから旅を探し始めるとは限らない。対話型AIに行き先や希望条件を相談し、提示された候補を比較し、その後Google検索や公式サイトで確認する。こうした情報探索の流れは、一部で広がり始めている。

2026年1月、Googleの旅行分野責任者は「完璧なAI戦略を待つべきではない」との趣旨を語ったと報じられた。構想を練り続けるより、まずはできることから始めるべきだという指摘である。技術の進化を待つのではなく、今ある環境の中で情報を整備し、改善を重ねる姿勢が求められている。

AIに正しく理解されるための情報整理が重要

こうした動きを背景に、WEBマーケティングの領域では「SEOからAEOへ」という議論も見られるようになった。SEO(検索エンジン最適化)が検索順位の向上を主眼とするのに対し、AEO(Answer Engine Optimization)は、対話型AIが回答を生成する際に自社情報が参照されやすい状態を目指す考え方である。順位競争だけでなく、AIに正しく理解されるための情報整理が重要になりつつある。

観光事業者が見直すべきこと

では、観光事業者は何を見直すべきか。

第一に、公式サイトの言葉である。「癒やし」「上質」といった抽象的な表現ではなく、「未就学児連れ歓迎」「一人旅向け」「ワーケーション対応」など、具体的な利用場面を明確に示すことが重要だ。誰に向けた宿なのかが明確でなければ、AIも適切に推薦しにくい。
第二に、FAQ(よくある質問)の整理である。チェックイン時間、食事内容、送迎の有無、アレルギー対応など、利用者が疑問に思う項目をQ&A形式でまとめておくことは、検索対策としても有効であり、AIが回答を構築する際の材料にもなる。
第三に、レビューへの対応である。口コミに書かれる体験内容は、施設の特徴を伝える重要な情報源である。レビューを促し、丁寧に返信することは、評価管理であると同時に情報資産の蓄積でもある。
第四に、基本情報の整理である。所在地、料金帯、客室タイプ、設備内容などを分かりやすく一覧化し、検索エンジンが正確に読み取れる形で整備することは、従来のSEO対策でもある。しかしAI時代においては、それが回答生成の基礎情報としても機能する。

AEOはSEOに代わるものではない。順位を高める施策と、AIに正しく理解される施策は、これからは両輪として機能する。検索順位と回答精度の双方を意識した情報設計こそが、2026年のWEB集客最前線における現実的な戦術である。

(株式会社プライムコンセプト 小林義道)

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