【第86回】WEBマーケティング コンセプトルームのトレンド 2013/10/10|コラム

弊社社長の的場による、週刊観光経済新聞のコラム。
明確な差別化要素として、WEB上でのマーケティング戦略にも役立つコンセプトルームの例を紹介。
ガンダムやキティちゃんなどのコラボ企画に、家電・有名化粧品ブランドプロデュースの客室など。

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【第86回】WEBマーケティング コンセプトルームのトレンド

前号で述べた「赤ちゃんプランの活用法」の中で、赤ちゃん専用ルームをつくる施設もあるということを述べた。
このように特定のターゲットを目的として客室を改装するケースが近年増えてきている。
これらのタイプの客室は「コンセプトルーム」と言われており、文字通り「コンセプト=イメージ・概念」を体現した客室である。

代表的なものはマスコミでも話題になったホテル グランパシフィック LE DAIBAのガンダムルームであろう。
当時2室でオープンしたこの客室にガンダムファンを中心に予約が殺到し、数ヶ月待ちになったというニュースは記憶にも残っているかと思う。
現在ではガンダムルームが2室から8室へと増室され、新たなタイプの客室も作られるなどまだまだ勢いは衰えていないようである。
その他にも「キティちゃんルーム」「くまモンルーム」「ワンピースルーム」等、全国にたくさんのコンセプトルームが誕生している。

このように人気のキャラクターや作品とコラボレーションして話題性を高め集客に結び付けている事例が増えてきている。
また、キャラクターだけに留まらず有名ブランドとのコラボレーションを試みる事例も多々ある。
パナソニック製品を使用し、お試しで色々と使用できるパナソニックルームや有名化粧品ブランドプロデュースの客室なども存在する。このようなプロデュースルームは企業側も施設側も互いにメリットが高くこちらも全国で次々と誕生している。

コンセプトルームの大きな役割としてはブランド価値の向上と差別化コンテンツの創出にある。
オリジナル要素や話題性を考えている施設は色々と模索してみるのも面白いであろう。
明確な差別化要素をもつことはWEBマーケティングにおいても常に需要なテーマである。
その点、このような特徴的なコンテンツがあると、WEB上でのアピールや商品展開に差別化がしやすくなり大きな強みとなる。
一方で、このような話題性の高いコンセプトルームは大規模な改装が必要であるケースも多く、気軽に着手できない側面もある。次号では、より取り組みやすいコンセプトルームづくりの発想法や実践事例について述べたいと思う。
 
(株式会社アビリティコンサルタント 的場弘明)

【週刊観光経済新聞様】HP

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