【第307回】インターネット徹底集客(ホテル旅館×Instagram②) 2023/05/31|コラム
【第307回】週刊観光経済新聞掲載の、弊社取締役副社長 内藤英賢によるWEBマーケティング インターネット徹底集客の記事のご紹介です。
今回のテーマは、ホテル旅館×Instagram②について。
前号に引き続き、夏休み前までに取り組みたいこととしてSNS(主にInstagram)強化について述べていきたい。
前号は、Instagramの重要性であったが、今号はその運用のポイントについてである。
まずは公式アカウントを作ることから
まず、そもそも論として、Instagramの宿公式アカウントがあることが前提である。これがないということはInstagramというプラットフォームの中で、宿が存在しないことになってしまうので、必須である(意外と持っていない宿も多いので念のため記載しておく)。
Instagramはブランド型ホームページ
そして、Instagramの公式アカウントを運用する上で、一番注意しなければならないのが「ブランド型ホームページ」を運用するのだという心構えである。どういうことかというと、通常のホームページは閲覧するお客さまに情報の不足がないように網羅的に情報を掲載するのがセオリーであるが、Instagramはそうではなく、その宿の世界観を伝えることに特化したホームページだと捉える必要がある。
このことを理解していないと、非常に多い間違いがInstagramを新着情報のように使ってしまい「休館日のお知らせ」や「旅行支援始まりました/終わりました」ばかりの情報発信になってしまう。そうではなく、自施設がどのようなコンセプトの宿で、どのようなお客さま(ターゲット)に来てほしいかを訴える必要がある。
例えば、自然豊かな立地にあるのであれば、四季折々の写真やそれが伝わるような自施設とのタイアップ写真を掲載するなどが有効である。かといって、かつて一世を風靡した「インスタ映え」ともまた異なるので注意が必要だ(写真映えするような奇麗な写真)を掲載すればいいという訳ではなく、このあたりが難しいところである…)。
運用のためにはコンセプト/ターゲットを明確に
Instagramでは世界観やブランディングが求められるわけであり、このことの重要性は本コラムでも再三にわたって述べてきたが、Instagramの中でも非常に大事な要素なのである。今再び、自施設のコンセプト/ターゲットを明確化する必要がある。そして、そのコンセプトをターゲットに向けてもっとも強く発信できるのがInstagramなのである。Instagramがファン獲得&醸成メディアといわれる理由である。
次号では、さらに詳しく見つつ、追うべき指標なども紹介していきたい。
(株式会社アビリブ・株式会社プライムコンセプト 内藤英賢)
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