【第294回】インターネット徹底集客(全国旅行支援について②) 2022/10/26|コラム

【第294回】週刊観光経済新聞掲載の、弊社取締役副社長 内藤英賢によるWEBマーケティング インターネット徹底集客の記事のご紹介です。
今回のテーマは、全国旅行支援について。

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【第294回】インターネット徹底集客(全国旅行支援について②)

予想を遥かに上回る需要があった全国旅行支援

10月11日より全国旅行支援がスタートとなった。多々報じられているように大混乱のスタートとなった。複数のOTAでアクセスが集中して、つながりにくい状況が続き、一部のサイトコントローラーでも大量の予約通知が流れたことで障害が発生する事態となった。また、開始1日で県の手持ちの予算が尽きて、完売となってしまった県も発生した。(その後も、東北地方を中心に完売となる県が続出している。)
一言で言えば、「予想を遥かに上回る旅行需要があった」といったところであろうか。制度設計についての議論は各方面で喧々諤々となされているのでここでは論じないが、人々の溜まりに溜まった旅行欲を爆発させたという点においては、需要喚起策として一定の成果があったと見るべきであろう。特に低単価に喘いでいた都市部では、かなりの起爆剤となった事は間違いない。

全国旅行支援の使い方をわかりやすく伝えるコンテンツを用意しておくことが重要

とはいえ、各都道府県で異なる制度設計は、ユーザーにとっては複雑なもので、旅館ホテルへの電話は鳴りやまない状況である。そこで、今一番実施すべきことはホームページにおいて分かりやすいご案内を作成することである。お客様にとっては「どこでどう予約すれば全国旅行支援が使えるのか?」これがシンプルに知りたい事なので、それに対するアンサーとなるコンテンツを用意する事である。直販で獲得できる予算があるのであれば、直販で予約する為の手順を記載し、直販の予算が尽きているようであれば、まだ予約適用ができるOTAや旅行会社を紹介するコンテンツを用意してもよいかもしれない。(結局、お客様が知りたいのは現時点においては、その旅館ホテルの全国旅行支援を適用できる方法を知りたい訳なので)

体制を整えて、延長時への備えを

予算の追加の検討が早くも議論され、来年1月以降の継続支援の話も持ち上がっている。つまり、本施策は継続されるという事である。この混乱はまもなく一旦、落ち着くと思うので、体制を整えて前々回に紹介した販促策を色々と講じて見て欲しい。予想を上回る需要が確定したのだから。
(株式会社アビリブ・株式会社プライムコンセプト 内藤英賢)

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