【第290回】インターネット徹底集客(2022年夏の振り返り) 2022/08/31|コラム

【第290回】週刊観光経済新聞掲載の、弊社取締役副社長 内藤英賢によるWEBマーケティング インターネット徹底集客の記事のご紹介です。
今回のテーマは、2022年夏の振り返り。

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【第290回】インターネット徹底集客(2022年夏の振り返り)

2022年の夏が終わりを迎えた。3年ぶりの忙しい夏であったにも関わらず、限られた人員での運営を強いられた施設も多く、負担が大きかった夏であった。そのような中ではあるが、のどもと過ぎて熱さを忘れないように夏の振り返りを行っておきたい。

第7波が拍車をかけた深刻な人手不足

まずは、何と言っても過去最大級に人手不足に悩まされた夏であった。様々な要因があるものの、やはり第7波によるスタッフ自身の陽性や濃厚接触化による離脱が拍車をかけた印象だ。ただ、コロナという要因を除いても人手不足の課題が一朝一夕で解決できる見通しはなく、来年の夏や直近で言うと秋の3連休を見据えて対策が必要である。
まずは採用もマーケティングであるという以前にも述べたとおりであるが、採用をマーケティング観点から強化する事は必須である。今後は、採用力のある施設=運営力に直結するであろう。

売上、利益、 オペレーションの「黄金比率」の算出を

次に着目すべきは食事プランの取り方である。1泊2食で全ての客室を満室にするということが現実的ではなくなってきているので、予め1泊2食では○○席、○○名、○○室と算出しておき、1泊2食、1泊朝食、素泊まりをバランス良くとる販売オペレーションを構築する事が求められる。「売上」「利益」「オペレーション」が最適化するポイントを「黄金比率」と勝手ながら呼んでいるが、それを算出して欲しい。

注目すべきはお盆期間の予約状況

次の振り返りのポイントであるが、お盆(8/11~15)の予約状況である。この日程において、空室が目立つ結果である場合は(もちろんエリア特性や災害の影響など特殊要因は除く)、これからの時代において最も大事な「個人のお客様に選ばれる」という状態になっていないという事である。その事実を重く受け止め、「どうしたら個人のお客様に選んで頂けるようになるか」という事を真剣に突き詰めて考えねばならない。

振り返りを基に秋の行楽シーズンに備えを

最後に、単価を上げた施設も多かったと思うが、顧客満足度はどうであったかという振り返りも大事である。これらの振り返りを基に、秋の行楽シーズンに備えていきたい。
(株式会社アビリブ・株式会社プライムコンセプト 内藤英賢)

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