東日本大震災発生後の観光地の現状 第3弾 松島及び周辺地域(2012/2/11~2/12)

大震災発生から1年が経とうとしている中、再び松島を訪れる機会がありました
今回は東京都大田区が支援ボランティアセンターを東松島に設置して活動しているという話を伺い、どのような状況なのかお話を伺いに行って参りました
東松島市はその名の通り松島町の東側に位置しています
観光地松島から見ると隣町になりますが、実はこの町が松島を救ったことが判明しました
津波は松島湾より南側の太平洋から襲ったのだと勝手に解釈していましたが、実は石巻湾のある東側より進出し、野蒜海水浴場より上陸、東松島市東名地域全域を飲み込んで松島湾へ流れ出たというのです
つまりこの地域が防波堤代わりになり、津波の勢いを沈めたという事なのです
この事実は実際に当日目の当たりにした住民の方よりお話を伺うことより知り得ることが出来ました

大田区東名サテライト訪問

海風もあり、かなり寒い場所でした

仙石線の復旧はいつになるのか(以前線路があった場所を歩いています)

今回お話いただいた住民の高橋さん(前列右から2番目)

周辺地域としては被害の大きかった名取川周辺や仙台空港へも訪れました
海岸付近では住宅の土台だけが残っている状況が相変わらず多く目に付きます
1年が経とうとしていますが流されたまま放置されている漁船もいくつかありました
それと同時に新築したと思われる住宅街もあり、復興が徐々に進んでいる状況も見ることができました

 

そんな中、再び松島へ足を運びました
この日は日曜日でとても賑わっていました
食事をしようとさかな市場へ行きましたが、駐車場も一杯でした
特に名物のかき小屋が予約で一杯の様子でした
昨年5月に訪れたときは勿論地元の牡蠣はとれませんので他の地方の牡蠣で食べ放題もなく、観光客もまばらでしたが、ようやく地元の牡蠣で営業が再開できている様子で嬉しい限りでした
以前市場の1階部分は閉鎖していましたが、現在は立派に売り場が完成し、多くの買い物客で賑わっていました
我々は2階で食事しましたが、本当に美味しかった!

五大堂の灯篭は新しく立て直されていました

震災後3度目の訪問で松島の知られざる事実を知ることができた今回の研修旅行
観光地松島を色々な角度で知ることが自分の目的ではありますが、話を聞くだけではなく次回はボランティア活動を通して再び東松島という町へ訪れてみたいと思いました